2012-01-01から1年間の記事一覧

『007 スカイフォール』

『007 スカイフォール』(Skyfall) サム・メンデス監督 2012 ジュディ・デンチがすばらしい。(以下ネタバレあります) デンチは1995年の「ゴールデン・アイ」からM役を演じている。ピアス・ブロスナンがボンドとして登場したときから。ダニエル・クレイグの…

卒論提出まであと1週間

京都府立大学欧米言語文化学科の卒論提出まであと1週間になりました。今年の私のゼミでは10人の学生さんが卒論を書いています。英語で7500語以上という分量は、まあ、それなりの分量なので、みなさん本当に頑張っています。面談指導をくりかえしていて思うの…

インタビュー記事

朝日新聞(大阪)夕刊の映画広告欄に、公開中のウディ・アレン監督映画「恋のロンドン狂騒曲」についてのインタビュー記事を掲載していただきました。記事前半は、映画のなかに出てくる英語の多様性について。そして後半は「恋愛映画としても楽しめる」という…

Kawaribina 2012

先週のDaily YomiuriにKawaribina2012の記事があったので、英語ライティングの授業で取り上げ、宿題として受講生のみなさんに、My Kawaribina 2012という作文を書いてきてもらいました(>記事はこちら。写真つきでしたがここは短い本文のみ)。2012年を代表…

『女子と就活―20代からの「就・妊・婚」講座 』

12月1日から、就職活動の会社説明会などが始まりました。女子学生のみなさんに一度目を通してほしいのが、こちらの本です↓。今日のゼミでも回覧紹介したところ、さっそく読んでみたいと手があがりました。女子と就活――20代からの「就・妊・婚」講座 (中公新…

『人生の特等席』

『人生の特等席』(Trouble with the Curve) 見ました。おもしろかった!イーストウド組のロバート・ロレンツ監督。視力の衰えを隠して仕事を続けるものの、引退をほのめかされているベテラン野球スカウトマンをイーストウッド。その娘で、昇進目前の弁護士…

『恋のロンドン狂騒曲』

明日(12月1日)公開の、ウディ・アレン監督『恋のロンドン狂騒曲』(You Will Meet a Tall Dark Stranger)の試写会に、先日行ってきました。(映画の公式サイトはこちら。)熟年夫婦(ジェマ・ジョーンズとアンソニー・ホプキンズ)の離婚から物語は始まり…

英語学概論で『ノッティングヒルの恋人』

英語学概論で今日は、英語の音声変化、同化assimilationの話をしました。ある音が前後の音の影響を受けて、似た音に変化する現象。たとえば、have toがハブトゥーではなくハフトゥーなのは、[v]が後続の無声音[t]の影響を受けて無声化して[f]になるから、と…

流木祭キャンパスツアー

京都府立大学の学園祭(流木祭、なからぎさい)の間に、在校生が高校生に学内を案内するキャンパスツアーが開かれます。教員の研究室訪問もあり、今年は、欧米言語文化学科の研究室訪問の行先のひとつとして選ばれたので、研究室で15分ほどのミニレクチャー…

インド、スリランカ学生交流(英語について)

昨日のインド、スリランカの学生さんとの交流で気づいたことを備忘録的にめもしてきます。(当日の様子はこちら) 【英語コミュニケーション】 英語コミュニケーション能力が高いということは想定していたのですが、やはりその通りでした。特に、積極的に話す…

インド・スリランカの学生との交流

インドから17名、スリランカから15名の大学生が、青年海外協力協会のキズナ強化プロジェクトで2週間の短期来日研修のなかの一日、京都府立大学を訪れ、学生と2時間あまり英語で交流会を行いました。京都府立大学文学部欧米言語文化学科の学生、大学院生、研…

ジェフ・リンジー博士講演会

音声学者ジェフ・リンジー博士の講演会、Teaching Pronunciation to Actors, Teachers, Students and Othersを京都府立大学で開催しました。世界諸英語の発音(訛り)の特徴を、俳優たちがどういうふうに真似るか、演技するかという講演です。リンジー先生に…

英語学概論

英語学概論の授業は、『はじめての英語学』(長谷川瑞穂編著、研究社)を教科書にしています。今日は、第3章「英語の発音とスペリング」の話をしました。できるだけ、自分の持っている英語についての知識を活性化、整理する機会にししてほしいと思っている…

インドの書店

AsiaTEFL2012日記。インドの書店、とはいってもCCIE内の小さな書店なのですがー(→CCIEについてはこちら)。英語圏を中心にmommy porn(母親向けポルノ小説)として評判のソフト官能小説Fifty Shades of Greyがここにもあったので、おー、と思って写真を撮っ…

インド英語のalso

AsiaTEFL2012日記。インド英語の特徴のひとつとして、alsoを文末に用いる、というのがあります。映画を見ていると、alsoが最後についた台詞を耳にすることがあります。でも、口語だけでなく、書き言葉でもこの特徴が表れている例を見つけました。Payment Cou…

オールドデリー

AsiaTEFL2012日記。オールドデリー。 オールドデリーのレッドフォート。ムガル帝国の赤い砦、ラール・キラー。あ実際に見て、あー、グラナダのアルハンブラ宮殿みたいだ、と思い、そうかイスラムだものねと改めて思い、なるほどムガル帝国はイスラム教の帝国…

インドのシネコンで見たOMG

AsiaTEFL2012日記。映画館に行ったときの日記再録。だらだらと無駄に長いですが、備忘録として。 - ホテルの横はショッピングモールがあって、そこにシネコンががあると聞いたので、昨日学会初日終了後ふらっと行ってきました。時間が合う映画、ということで…

3 Idiots (3バカに乾杯!)

3 idiotsという2009年のインド映画をDVDで見ました。ラジクマール・ヒラニ監督。日本では劇場未公開、DVDも出ていませんが、2010年のしたまちコメディ映画祭in台東で「3バカに乾杯!」という邦題で上映されたようです。先日AsiaTEFL2012でインドに行ったとき…

速記130年シンポジウム 講談落語速記本の交流と大阪

今年は日本で最初の速記法が発表されてから130年を迎える年です。田鎖綱紀(たくさりこうき)が考案した「日本傍聴記録法」は、イギリスピットマン式速記法に影響を受けているので、ピットマン研究者としても気になるところです。さて、10月13日、堂島リバー…

村上春樹を読んだ頃

村上春樹がノーベル賞受賞を逃して、残念だったなー、とは思うものの、まあ、自分にとっては、これまでの人生のなかで、パーソナルな思い入れを持って読んできたことのある小説家なので、そういうひとがいきなりノーベル賞作家になるのは、ちょっと違うかな…

メディアイングリッシュの授業

メディア・イングリッシュbの授業開始。教科書は、BBCニュースを題材にした『DVDでBBCニュースを見て,聞いて,考える9』です。今期のこの授業は、(1)英語で行うこと、(2)受講生にもペアワークを中心に英語で話す機会を持ってもらうこと、を意識…

英字新聞

理系学部2回生のライティングの授業、後期が始まりました。今日は、英字新聞で、山中伸弥教授ノーベル医学生理学賞ニュースを読み、その記事を英文で要約する、という作業をしました。前期はライティングの教科書に沿って進めていましたが、後期は教科書も残…

AsiaTEFL2012メモ

AsiaTEFL2012日記。研究発表は一度に16のパラレルセッションがあるので、聴くことができた発表は限られていたのですが、興味深かった発表についてのメモ。梨花女子大学のChui Yeon Hee先生の発表。"University English education for North Korean defectors…

インドの女性専用車両

AsiaTEFL2012日記。デリーとグルガオンの間を乗ったメトロ。前2両が女性専用車両。For Ladiesという標識の女性が、ちょっと、よーじやさんみたい、と思って写真をぱちり(よーじや、ってローカルかしらん?→こちらです。)メトロ車内でのインドの女性観察が…

ネットワーキング

AsiaTEFL2012日記。今回は、学会行事としての懇親会(Conference GALA)もなく、人と知り合う機会が限られていて、単身参加組としては最初少々心細かったのですが。ホテルの朝食時に、初日に発表を聞いたひとを見かけたので、話しかけてみたところ、いろいろ…

AsiaTEFL 2012

インドのデリーで、10月4日から6日まで開かれた、第10回AsiaTEFL大会に参加しました(学会サイトはこちら)。この学会は初参加。インドも初めて行きました。2日目、10月5日の午後に発表しました.タイトルは"Teaching World Englishes to Japanese University …

卒論合宿

10人の学生さんと大原に一泊二日の卒論合宿に出かけました。一人持ち時間45分(〜1時間)で、卒論構想の中間発表をしてもらいました。to不定詞について、付加疑問文のイントネーションについて、可算名詞・不可算名詞について、など文法研究あり。日本文学作…

学位授与式

大学会館で平成14年度前期の学位授与式が開かれました。欧米言語文化学科からも卒業生、英語英米文学専攻からは博士号取得者がありました。前期で卒業、修了するひとは少ないですが、卒業証書を全員全文読み上げる、親密な雰囲気のいい式でした。おめでとう…

『インド英語のリスニング』

待望のインド英語リスニング書!著者の榎木薗先生はインド英語研究の第一人者で、日本「アジア英語」学会でお話させていただきました。『アジア・オセアニアの英語』のインド章(めこん)をはじめ、日本人学習者にとってとてもわかりやすい記述をされていて…

日本の速記130周年記念展示・講演会

10月28日、速記の日に、130年前に日本ではじめて速記を考案した、田鎖綱紀(たくさりこうき)のふるさと、盛岡で記念イベントが開かれます。遠いなーと思っていましたが、ポスターを見て心が動きました。行きたい。行こう。「速記は宇宙です」と、このイベン…