2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『アメイジング・グレイス』

『アメイジング・グレイス』(Amazing Grace、マイケル・アプテッド監督、2006年)西洋史の同僚にイギリス映画のDVD『アメイジング・グレイス』を貸してもらったので、クリスマスの日に見ました。19世紀イギリスで、議会における奴隷貿易廃止(Abolition)運動…

今年の仕事

2010年の仕事ー活字になったものー 【論文1】「読み書き教育効率化と標準発音普及を目指して―19世紀後半イギリスの綴り字改革論」『識字と読書―リテラシーの比較教育社会史』(松塚俊三・八鍬友広編、昭和堂、2010年)の第10章(pp.273-97)【論文2】「映画…

ゼミ探訪

ひと月ほどまえ、某府立高校1年生のYさんから、進路学習の授業の一環として、自分の関心ある大学の研究室(ゼミ)を訪ねる課題があるので話を聞かせてほしい、とメールをいただいていました。今までにないことだったので、最初は戸惑いましたが、何回かのメ…

発音指導とトランスクリプション

『ALBION』復刊第56号(京大英文学会編集・発行、2010年11月発行)に、「ロンドン大学夏期音声学セミナーとトランスクリプション」というレポートを書きました(pp.129−135)。一部引用します。夏に参加したときの日記はこちらやこちら。 英語の発音を教授・…

シンポジウム 自然・人・歴史

18日午後、京都府立総合資料館で、府立大学文学部が、府大地域連携センター、京都府立植物園、京都府立総合資料館とともに主催したシンポジウム、「自然・人・歴史」が開かれました。欧米言語文化学科の同僚の方々がパネリスト、司会、コメンテーターを務め…

『孤高―国語学者大野晋の生涯』

『孤高ー国語学者大野晋の生涯』(川村二郎著、東京書籍、2009年)をしばらく前に読みました。いつかこういう仕事がしたいなあと思いながら読んでいました。いえ大野大先生ではなくて、評伝著者のお仕事。孤高 国語学者大野晋の生涯作者: 川村二郎出版社/メ…

『よくできた女(ひと)』

『よくできた女(ひと)』バーバラ・ピム著、芦津かおり訳、みすず書房、2010年。Excellent Women by Barbara Pym (1952)とてもおもしろそうで読むのが楽しみなイギリス小説。友人の翻訳のお仕事ですよくできた女 (文学シリーズ lettres)作者: バーバラ・ピ…

『読みの学習者から読みの教師へ』

『読みの学習者から読みの教師へ―第2言語(英語)教育の問題点とその術策』 (ジャック・C・リチャーズ編、多田稔監修・監訳、英宝社、2010年)。目次 第1章 読みとは何か 第2章 L2/FLの読みに影響を及ぼす諸要因 第3章 読みのコースを設計する 第4章 …