ゼミ探訪

ひと月ほどまえ、某府立高校1年生のYさんから、進路学習の授業の一環として、自分の関心ある大学の研究室(ゼミ)を訪ねる課題があるので話を聞かせてほしい、とメールをいただいていました。今までにないことだったので、最初は戸惑いましたが、何回かのメールやり取りを経て、担当の先生ともお話させていただいたうえで、来ていただくことになりました。それが今日の午前中のことでした。

1限目がゼミ(欧米言語文化演習)の授業だったので、そのあとの時間帯でした。ゼミの受講生も残ってくれて、ゼミ・学科で学んでいることについてYさんに話してくれました。受講生のみなさん、ありがとうございました。

そのあと、Yさんの準備してこられた質問に答えるかたちで小一時間お話しました。「なぜ英語学を研究することになった理由は?」「英語学を研究して一番驚いたことは?」「どうやったら進路が決められるか?」「高校生のうちに何をすればいいか?」「自分にとって英語学とは?」などの質問に、ひとつずつ答えました。いやー、なんかこうやってあらためて研究者としての自分を真面目に振り返って語る機会というのは、普段はないので(雑談風に話すことはあってもー)、正面からインタビューしてもらったのはなかなか興味深い経験でした^^

Yさんは、このあと高校の授業で、パワーポイントでこのゼミ探訪の内容を報告発表するそうです。高校の授業も多彩になっているのですね。

そういえば、そもそもこのブログを始めたのは、府立高校に出張講義にいったときに、自分が何を研究教育しているか発信が十分できていない、ということに思い至ったからだった、ということも、改めて思い出したりしました(→この日記この日記)。