2015-01-01から1年間の記事一覧

映画Nowhere to Call Home上映会

2015年10月26日 (月) 10時30分〜京都府立大学 稲盛記念会館105教室にて ドキュメンタリー映画 Nowhere to Call Home『我が家は何処)』(Joceylyn Ford ジャスリン・フォード監督)の上映会を行います。故郷チベットを離れ、息子に教育を受けさせるために北京…

『天空の蜂』

「天空の蜂」がかなりいい映画で口あんぐりしながら帰宅。堤幸彦(監督)、東野圭吾(原作)、のファンのかたはもちろん、その名前にアウェイ感を覚えるひとも、これはみてみてー、と思う。洋画ファンも楽しめる邦画というと、なんか無駄に喧嘩売ってるみた…

『映画でめぐるドイツ―ゲーテから21世紀まで』

『あの日のように抱きしめて』(クリスティアン・ペッツォルト監督、2014、現在公開中!)を見たあと『映画でめぐるドイツ』のページを繰りました。(編著者は欧米言語文化学科の青地教授です)映画でめぐるドイツ―ゲーテから21世紀まで作者: 青地伯水出版社…

『あの日のように抱きしめて』

原題Phoenix 邦題「あの日のように抱きしめて」 原題は「不死鳥」で、それには二重の意味がこめてあり力強いのですが、邦題はやや感傷的ですね。 ともあれ、サスペンスのはりつめたいい映画でした。おすすめです。主要言語はドイツ語。クリティア・ペッツォ…

『マダム・イン・ニューヨーク』と映画のちから

夏休み臨時卒論ゼミを行い、卒論準備中のゼミ生に経過発表をしてもらいました。そのなかで、『マダム・イン・ニューヨーク』をとりあげているひとがあり、引用個所をDVD鑑賞しながら議論しました。マダム・イン・ニューヨーク [DVD]出版社/メーカー: アミュ…

『日本のいちばん長い日』

『日本のいちばん長い日』の原田眞人監督版映画。ポツダム宣言受諾に際して、東郷外務大臣が「国体維持」について質問し、それに対して米国務長官届いた回答書からの文言をめぐって陸軍が反発する場面が、興味深かったです。問題となったのはアメリカからの…

第21回ATEMで口頭発表

第21回ATEM(映画英語教育学会)の全国大会が京都女子大学で開かれ、「ジャパニーズ・イングリッシュを楽しむ堤幸彦映画」という口頭発表を行いました。堤幸彦監督映画のなかには、日本語話者が、決して流暢とは言えない英語でコミュニケーションをはかろう…

佐々木蔵之介『マクベス』

佐々木蔵之介さん主演の『マクベス』を、森の宮ピロティで観劇しました。 17世紀の初めに書かれたシェイクスピアの悲劇『マクベス』を、現代を舞台にし、1人20役の、ほぼ一人芝居に仕立てたものです。11世紀のスコットランドが舞台(当時は、イングランドと…

オープンキャンパス開催7/25, 26

京都府立大学のオープンキャンパスを7月25日、26日に開催します。 文学部は26日の開催となります。多数のご来場をお待ちしています。詳しくは大学ホームページ www.kpu.ac.jp/contents_detail.php?co=new&frmId=4499 「オープンキャンパス2015 のお知らせ」…

「日本軍が(英領)インドで撒いた宣伝チラシ」

大阪外大ヒンディー語名誉教授、溝上富夫先生の講演「日本軍が(英領)インドで撒いた宣伝チラシについて―別の視点から今次大戦をふりかえる」をききに三宮の関西日印文化協会にいきました。 「伝単」(でんたん)とよばれる、戦時に投降をよびかける宣伝チ…

『博士と彼女のセオリー』

そろそろ終わりかもと思われる『博士と彼女のセオリー』見ました。よい映画。なぜかあやうくスルーしかけで、もったいないことするところでした。迷っている方は週末にぜひ^^ ホーキング博士を演じるレッドメインのアカデミー賞演技ももちろんだけど、なによ…

『6才のボクが、大人になるまで』

『6才のボクが、大人になるまで』映画館で見ました。大変よい映画で、自分的には今年のMy Best 1候補!!と思いました。お姉ちゃんサマンサと弟メイソンと、二人の子供をシングルマザーとして育てるおかあさん、それから、週末や長期休みに会いにきて遊びに…

What’s in a name?の英語学概論

What's in a name? that which we call a rose By any other name would smell as sweet さて、4月2日、3日に新年度ガイダンスを行い、4日には入学式で新たに学生さんたちをお迎えし、7日から前期の授業が始まりました。上記引用は、今日の2限の授業、2回生…

科研報告書

『科研費研究課題 世界諸英語に関する理解を深めるための映画英語教育 2014年度活動報告書』刊行しました。研究代表者として、学内外の4人の分担研究者の先生方と行っている研究です。3か年計画の2年目が終わったところなので、活動報告記録、中間報告です。…

『イミテーション・ゲーム』の英語

さてさて、見に行きました、『イミテーション・ゲーム』。ナチスドイツの暗号エニグマを解読したケンブリッジ大学の数学教授アラン・チューリングが、同性愛者であるということで犯罪者とされた史実に基づく映画です。 チューリングを演じるカンバーバッチ君…

『ノッティングヒルの恋人』の日本人ビジネスマン

『科研費研究課題「世界諸英語に関する理解を深めるための映画英語教育」2014年度活動報告書』(印刷中)に、「映画のなかのジャパニーズ・イングリッシュ」という短い論考を書きました。昨年8月2日に行ったシンポジウム「日本人の英語はどう聞こえるか?―世…

『イントゥ・ザ・ウッズ』のウ

『イントゥ・ザ・ウッズ』。グリム民話パロディであるブロードウェイミュージカル原作(ソンドハイム作詞作曲)の映画化。ロブ・マーシャル監督。同僚の演劇研究者S先生からの熱いお勧め文句は「テンポが速いのでおもしろい、赤ずきんが生意気」。それから…

学位授与式

午前中、京都コンサートホールで、学位授与式(学士号と修士号)が挙行され、午後、大学会館多目的ホールで、博士号の学位授与式が行われました。卒業、修了、博士号を取得されたみなさん、おめでとうございます! - 学長式辞で言及されていたパウロ・フレイ…

府立植物園は梅が見ごろ!

京都府立大学のお隣の京都府立植物園。今、梅が見ごろです。京都府立大学の学生さんは学生証提示で入園できます。お散歩がてらぜひお出かけください。教員も職員証提示で入れていただいておりますので、春の花を見にまた足を運ぼうと思います。

『ドラマと方言の新しい関係』

昨夏出版されたこちらの本、おもしろいです。2014年3月22日(ちょうど一年前ですね、偶然ですが)の公開シンポジウムに基づいています。ドラマと方言の新しい関係: 『カーネーション』から『八重の桜』、そして『あまちゃん』へ作者: 金水敏,岡室美奈子,田中…

広報卒業特集号

府大広報『ふたはの桂』No.175、卒業特集号が発行されました。私は4回生担任なので、送る言葉を書かせていただきました。再掲します。 - 「きっと、うまくいく」欧米言語文化学科 山口美知代 授業で紹介したインド映画「きっと、うまくいく」のことを今思い…

カチュル―著作集

世界諸英語研究の第一人者、ブラジ・カチュル―(Braj Kachru)の著作集を昨年から予約していましたが、ようやく出たということで、研究室に届きました。基本文献として来年度以降のゼミでも利用していきたいです。卒論作成にもぜひ使ってください。英語話者の…

『コピペと言われないレポートの書き方教室』

ツイッターで同業のかたが紹介されていて手にとりました。タイトルにぎょっとします。なんというか、発想の転換といいましょうか。でも、そういうところから説いていく必要があるのは、痛感しています。本書の内容は非常に実用的で、レポートの参考文献にウ…

研究会

学生時代からお世話になっている先生を囲んでの研究会が、3月15−16日に開かれ、参加しました。毎回、全参加者が現在の研究状況について報告する形式なので、研究が進んでいないときはつらいのですが、参加すると刺激をいただけます。今回私は、現在編集中の…

世界の英語を映画で学ぶゼミ

来年度後期のゼミでは、欧米言語文化学科の教員で作った本『世界の英語を映画で学ぶ』(松柏社)を使い、世界諸英語の特徴を映画を使って分析します。各章で扱っている映画を、あらかじめゼミの参加者全員に見てもらったうえで、担当者に発表してもらおうと…

報告書作成中

昨年8月に京都府立大学で開催した、文学部主催シンポジウム「日本人の英語はどう聞こえているか―世界諸英語の時代のジャパニーズ・イングリッシュ」の報告書を作っていますー。パネリストの発表と、3人でのパネルディスカッションを録音したものを書きおこし…