2016-01-01から1年間の記事一覧

『世界一キライなあなたに』

『世界一キライなあなたに』(シーア・シェアイック監督) を見ました。ネットに流れてくる写真を見て神経質そうなイケメンとゴージャス美女の米ロマコメかと思って見に行ったら全然違って度肝を抜かれました。よくぞここまで外れた広告してるなというのと、…

バラク・オバマと言語と人種

Articulate While Black: Barack Obama, Language, and Race in the U.S.著者は、H.Samy Alim(スタンフォード大学教授、教育学・人類学・言語学)とGeneva Smitherman (ミシガン州立大学、英文学、アフリカンアメリカン・アフリカ研究)。これまでにも、ア…

『ラサへの歩き方―祈りの2400km』

映画『ラサへの歩き方ー祈りの2400km』の試写会にいきました。圧巻。 チベット自治区東端の村に住む男が「死ぬ前に一度ラサへ」という叔父の願いを叶えようと巡礼を計画します。我も我もと同行者が増え、妊婦さんも加わって11人で出発することになります。た…

NTライブ『人と超人』

(ウラジオストクの学会レポも途中ですが…)National Theatreライブ『人と超人』見ました。バーナード・ショーの戯曲を、ロンドンのナショナル・シアターで上演したものを、録画し、各国の映画館で短期間上映するものです。 上映期間は短く、上映時間は長く…

ウラジオストク第一印象

明日から3日間開かれるAsiaTEFLに出席するためにウラジオストクにきました。関空からソウルまで1時間。ソウルからウラジオストクまで2時間半。近いものです。日本との時差は1時間。緯度が高いので日が暮れるのが遅く、9時すぎてようやく暗くなりました。いろ…

『英語と移民―在米日系移民の映画受容とアイデンティティ』

『映画と移民―在米日系移民の映画受容とアイデンティティ』(板倉史郎著、新曜社、2016年)を読みました。「二十世紀前半のアメリカに生きた日系移民たちと、二十世紀にもっとも大きな社会的影響力をもつメディアであった映画との関係性を、日系人たちのアイ…

「意味不明の言語」

「おかしなラジオ放送が流れていた」で始まる「二つの大統領選」というタイトルのニューヨーク特派員コラムのひとの署名コラムに目がとまりました(2016.4.28朝日新聞大阪本社)。マンハッタンでタクシーに乗っていたら、おかしなラジオ放送が流れてきて、…

『青い目の蝶々さん』

『青い目の蝶々さん』(原題 My Geisha) 1962年の映画をDVDで見ました。シャーリー・マクレーンがアメリカ人女優だが映画監督の(イヴ・モンタン)をだまして日本人芸者のふりをして「蝶々夫人」の映画に出演する話です。つっこみどころが多いが多すぎて楽し…