2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ウェストミンスター寺院という呼び方

イギリスの王位継承第二位のウィリアム王子の結婚式が、ウェストミンスター寺院であったのを、NHKのBS放送や、BBCWorldの放送で見ていました。ウェストミンスター寺院、と日本語で言われますが、英語ではWestminster Abbey。 キリスト教のAbbeyがな…

『国際共通語としての英語』

『国際共通語としての英語』(鳥飼玖美子、講談社現代新書)、読みました。国際共通語として英語を学び、使うことを主張しています。論旨明快で、近年の応用言語学・英語教育のこの件に関する主要な論を簡単に紹介しつつ論を展開してあります。短期的・実践…

気仙沼・大島救援物資

以前、口蹄疫流行時に書いた日記で、わかりやすく心に響いたブログを紹介させていただいた宮城大学の森本素子教授が、気仙沼・大島への救援物資を研究室宛てで全国から募り、自分で現地へ届ける活動を行っていらっしゃいます。下着類を順に募っていて、今は…

A-bomb in Nagasaki: a memoir

My grandfather Tatsuo Yamaguchi was in Nagasaki when the atomic bomb was dropped on the city on 9 August 1945. He was a German teacher at the Seventh Senior High School in Kagoshima (Shichiko) and sent to Nagasaki to supervise his students…

『長崎戦没学友追悼文集』

福島第一原子力発電所の事故のニュースを見聞きする日々のなかで、長崎で被爆した祖父山口龍夫のことを思い出しています。祖父は、鹿児島の第七高等学校造士館(七高)のドイツ語教師として勤務していたとき、学徒動員で工場の労働に派遣された生徒を引率し…

英語リーディングはJapan Times他

京都府立大学公共政策学部公共政策学科の1回生の英語A(リーディング)の前期授業を担当しています。昨日、初回の授業がありました。The Japan Timesの記事の訳読と、それから、映画About a Boyのスクリプト(映画総合教材「アバウト・ア・ボーイ」松柏社)…

英語企業内公用語化論について語る

「欧米言語文化研究II」(言語思想)の授業が今日から始まりました。この授業の内容はこんなかんじです↓ (開講表から) 森有礼の「英語採用論」とホイットニーの返信再考。明治初期の外交官・政治家であった森有礼(1847-1889)は、弁理公使としてアメリカに…

『シューマンの指』

『シューマンの指』(奥泉光、2010年)読了。(英語とも映画とも関係しませんがー)。ヨーロッパ文化やクラシック音楽への憧れが中核にあるところが欧米言語文化的かな、と思うので紹介します(牽強付会?)。ピアニストを目指していた十代の思い出と、その…

『恋とニュースのつくり方』

『恋とニュースのつくり方』(Morning Glory ロジャー・ミッシェル監督、2010年) テンポのいい、楽しい映画でした。しばらく前に劇場でみました。 学生さんにもお勧めです!視聴率低迷の朝の情報番組を立て直そうとするプロデューサー(レイチェル・マクア…

明治時代以降の京都イメージ

『明治時代以降の京都イメージにおける都市と自然の調和に関する学際的研究』平成22年度京都府立大学地域貢献型特別研究(ACTR)研究成果報告書、研究代表者 野口祐子(京都府立大学文学部)。欧米言語文化学科の教員を中心とした共同研究の報告書です。昨年12…

『京都の中のドイツ』

『京都の中のドイツ』(青地伯水編、春風社、2011年)。 欧米言語文化学科の同僚の編著書が刊行されました。 目次 第1章 祇園祭山鉾行事の運営とゲルマニスト―ドイツ市民文学研究者の京都町衆としての視点(深見茂) 第2章 「京あるいは都は日本語では都市…

『ザ・ファイター』

『ザ・ファイター』(The Fighter)デイビッド・O・ラッセル監督、2010年 東海岸の古い工業都市ローウェルが舞台。かつて注目されたボクサーだったが挫折してジャンキーになっている兄ディッキー(クリスチャン・ベール)と、彼がトレーナーを務めている弟の…

『トゥルー・グリット』

『トゥルー・グリット』 (True Grit) コーエン兄弟製作、脚本、監督 1870年代後半、西部で、父親を殺した犯人を捕まえるため保安官(ジェフ・ブリッジス)を雇い、居留地に乗り込む14歳の少女(ヘイリー・スタインフェルド)。そこに、その犯人に別件で掛…

『わたしを離さないで』

『わたしを離さないで』 (Never let me go) マーク・ロマネク監督、2010年 (恥ずかしながらカズオ・イシグロの原作は未読で、映画を見て、読もう、と思っているところですー。以下、ややネタバレですー)生命倫理に関わるSFですが、舞台は寄宿制の学校。…

新年度

新年度になりました。ほぼ一か月の間、ブログを更新できませんでした。また、京都府立大学での授業のこと、自分の研究のこと、英語と映画のことなどを書いていきたいと思います。自分にできることを続けながら、もう一歩踏み出してできることも、探していき…