2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『文化史とは何か』

『文化史とは何か』(ピーター・バーク著、長谷川貴彦訳、法政大学出版局、2008年、増補改訂版2010年)。原書はWhat is Cultural History? Peter Burke. 2004. 翻訳者の方が『イギリス文化史』(→日記はこちら)のプロローグとして書かれた「文化史というアプ…

『声と文字』

『声と文字』(大黒俊二著、岩波書店、2010年)読了。声と文字の関係については、表音式綴り字の関連で特に関心をもっており、中世ヨーロッパを俯瞰する議論がとても勉強になりました。目次 序章 シエナ、1427年8月15日第1章 ラテン語から俗語へ(バベルの…

字幕付与技術シンポジウム11/27

11月27日の13時30分から京都大学学術メディアセンターで「聴覚障害者のための字幕付与技術」シンポジウム2010が開かれる、と速記・言語科学研究会(→こちら)でお世話になっている兼子先生から案内をいただきました。以下は、京都大学サイトからの引用です。 …

英語劇『ピグマリオン』公演11/16

11月16日夜、関西外国語大学(京阪枚方市駅からバス10分)で、英語劇『ピグマリオン』が上演されます(→公演ちらしはこちら)。以下、関西外国語大学のお知らせサイトからの引用です。府大の学生さんで、興味があるのだけれどーというかたは、よかったら声か…

『イギリス文化史』

『イギリス文化史』(井野瀬久美惠編、昭和堂)の充実した目次を見ながら、今年もあと二カ月を切ったとカウントダウンモードに入らずに、よれぎみになっている体勢を立て直して仕事をしようと思っています。。第1部 制度と文化 第1章 宗教と文化―変化する…

京都府立大学キャンパスツアー

京都府立大学の学園祭、半木祭(なからぎさい)で、キャンパスツアーが開かれます。在学生による府立大学キャンパス案内のあと、進学相談会が開かれます。申し込みは、11月9日(火)までです。(昨年は締め切り後も、余裕のある学科については受け付けていた…

ノアの方舟

ルーン文字もローマ字(ローマン・アルファベット)も共通のルーツがあって、それはフェニキアのセム人の文字だ、という話を「英語史」の授業でしました。そのときに、旧約聖書『創世記』(旧約聖書翻訳委員会、月本昭男訳、岩波書店)の「ノアの方舟」の章…

『ウェイトレス おいしい人生のつくりかた』

『ウェイトレス おいしい人生のつくりかた』(Waitress エイドリアン・シェリー監督 2007年)をDVDで見ました。 アメリカ南部の田舎町の食堂(ダイナー)でウェイトレスをするジェナ(ケリー・ラッセル)が、妊娠し、DV夫からどう逃れるかーという話。いい…

『ジェーン・オースティン 秘められた恋』

『ジェーン・オースティン 秘められた恋』( Becoming Jane、2007年、ジュリアン・ジャロルド監督)を週末DVDで見ました。18世紀末から19世紀初頭の(1775−1817)イギリスの小説家ジェーン・オースティン(アン・ハサウェイ)が、作家となるまでの時代の恋人…