2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

全日本大学速記競技大会

速記・言語科学研究会の第3回勉強会として、第98回全日本大学速記競技大会を見学に行きました。関西大学で開かれたものです。競技会自体は、非公開ですが、開会式を見学したあと、参加大学(早稲田大学、関西学院大学、関西大学)の部長さん(みなさん3回生…

綴り字改革運動を支持した19世紀の言語学者たち

京都大学で開かれた近代英語協会第27回大会で、「綴り字改革運動を支持した19世紀の言語学者たち」という研究発表をしました。発表の目的は、レジュメ風にいうと、「19世紀の言語学会(Philological Society)の会員たちが、なぜ、どのような動機・目的から綴…

「ぼく」と「おれ」@ジェンダー論講義

先週に引き続き「現代社会とジェンダー」のリレー講義登板(→先週の日記はこちら)。「『男ことば』の構築」という主題で、特に、男性一人称代名詞(自称詞)の変遷と現在について話しました。参考文献は、『ジェンダーで学ぶ言語学』(中村桃子編、世界思想…

新入生合宿研修

金曜日の授業が終わった後、欧米言語文化学科の新入生合宿研修に行ってきました。場所は、左京区内の宿泊施設です。1回生のみなさんと教員で、大学バスに乗り込んで、約20分で到着。初日は、ビュッフェ形式の夕食、入浴、懇親会。施設のお風呂がやや小さめだ…

音声認識システム

先日、速記・言語科学研究会(→こちら)の第2回勉強会として、京都大学学術情報メディアセンターの河原達也教授の研究室(→こちら)をお訪ねし、自動音声認識(automatic speech recognition) システムについてお話をうかがいました。話し言葉を自動的に文字…

foot-and-mouth disease

このブログをはじめたときに、こういう感じで書きたいとイメージしたブログのひとつが、獣医師で大学教員の同世代の女性のブログでした。実際にお会いしたことはなく、ネット上でやりとりしている網友さんです。そのブログで、口蹄疫についてとりあげてあり…

ママ見出し、看護師さんなど@ジェンダー論講義

「現代社会とジェンダー」という全学の1回生向けリレー式講義を、今週と来週、担当します。言語は両性をどう扱っているかというテーマで、身近な事例を紹介、分析しました。たとえば、先日スペースシャトルのミッションを無事終了された山崎直子さん。報道…

『アリス・イン・ワンダーランド』と演技用の発音訓練

『アリス・イン・ワンダーランド』(Alice in Wonderland、ティム・バートン監督、2009年) ヘレナ・ボナム・カーター@赤の女王の女優魂にただただ打ちのめされました。あー。すごい。あんな醜いとんでもない役を、平然と。しゃべりかたもおもしろいし。『…

『あすなろ白書』と子ども虐待

(仕事めも、というブログタイトルからどんどん離れて行きますがー)『あすなろ白書』が文庫3巻で出ていたのを帰宅途中の書店で見つけたので、ちょっと迷ったけど、まあ、給料日でもあるしと即買い、一気読み。 柴門ふみは一時はほとんど単行本をそろえてい…

『成功と幸せのための4つのエネルギー管理術』

『成功と幸せのための4つのエネルギー管理術―メンタル・タフネス』 (ジム・トレーヤー、トニー・シュワルツ著、青島淑子訳)という本を、しばらく前に友人に勧められて読みました(・・・私が、メンタルな立ち直りが遅いーという話をしていたのでー)。読…

『タイタンの戦い』の英語

『タイタンの戦い』(Clash of the Titans、ルイ・レテリエ監督、2010年) えーと、サム・ワーシントン見に行きました。しかーし。主演なのに、こんなにも「かっこよくなく」撮られてるって、なんなのでしょう。色気もなにもありませんよ。あー。髪型も。衣…

『プラダを着た悪魔』を使った英語教材

授業で『映画総合教材『プラダを着た悪魔』』という教科書(Aline Brosh McKenna著、神谷久美子/Kim R. Kanel編著、松柏社)を使っています。ファッションに関心のないジャーナリスト志望の女性(アン・ハサウェイ)が、有名ファッション誌のカリスマ編集長…

『談話分析のアプローチ』

今年の国際文化演習は、4回生が3人参加。卒業論文の参考文献として読む文献を、各自、読んで発表してもらいます。でも、3人だとすぐに回ってくるので、私もローテーションのなかに入り、今の論文ネタを簡単に発表。こうして、1か月に1回発表のペースで進…

あーじーばーじー

Argie-bargie、または、argy-bargy。アージーバージーと読みます。イギリスのインフォーマルな口語で「口やかましく口論をする」の意の動詞、または、その口論をさす名詞。たとえば子どもたちがわーわーと兄弟げんかをしているときに、Stop that argie-bargi…

『プレシャス』とgood/wellの用法

『プレシャス』(Precious、リー・ダニエルズ監督、2009年)1980年代のアメリカのハーレムが舞台。父親から性的暴行を受け、二人の子どもを産むアフリカ系の16歳の少女プレシャス(ガボレイ・シディベ)が主人公。貧困・性暴力・教育の欠如・肥満という状況に…