『プラダを着た悪魔』を使った英語教材

授業で『映画総合教材『プラダを着た悪魔』』という教科書(Aline Brosh McKenna著、神谷久美子/Kim R. Kanel編著、松柏社)を使っています。ファッションに関心のないジャーナリスト志望の女性(アン・ハサウェイ)が、有名ファッション誌のカリスマ編集長(メリル・ストリープ)のアシスタントとして、酷使されつつ成長するコメディ。(そういえば公開時に、会議のあと気分転換に帰宅途中で見に行って、とても元気になって帰った記憶があります)。今見なおしても、おしゃれに興味のなかった主人公が、ハイファッションを着こなしてきれいに生まれ変わるシーンが、プリティ・ウーマン的に楽しい。

ところで、映画を題材にした教科書といえば、これまで私はマクミラン・ランゲージハウスのものを使っていました。(→この日記この日記など)。松柏社のものを使うのは初めてです。

大きな違いは、松柏社の教科書は、(1)ディクテーション用のCD音声(教師用)が、映画からとってあること、(2)スクリプトが教科書に載っていること、(3)映画からの写真が教科書に載っていること。実は、今回(2)の効果を期待して選んだのですが、実際に授業をしていると、スクリプトまでフォローしている時間は、あまりありません。授業中については(1)が最大のメリットだと感じています。

レベルとしては、松柏社の映画準拠教科書はすみずみまで細かくおさえる中〜上級用、マクミラン社の映画準拠教科書は映画の背景などを広く楽しむ初〜中級用というかんじでしょうか。クラスサイズ、レベルに応じて使い分けるとよさそうです。