『アリス・イン・ワンダーランド』と演技用の発音訓練

アリス・イン・ワンダーランド』(Alice in Wonderlandティム・バートン監督、2009年)

ヘレナ・ボナム・カーター@赤の女王の女優魂にただただ打ちのめされました。あー。すごい。あんな醜いとんでもない役を、平然と。しゃべりかたもおもしろいし。『眺めのいい部屋』『ハワーズエンド』のうら若いお嬢さんの頃からずいぶん経ちましたー。(同い年なので、まだまだチャレンジね、と個人的に勝手に共感^^)

白の女王のアン・ハサウェイも、油断ならない、くせもの、くわせもの感が、出ていてよいかんじでした。薬の調合場面で特に。『プラダを着た悪魔』のあと、『レベッカの結婚』を見てわわと思ったけど、拍車がかかってます。アメリカの女優さんだけどここではイギリス英語。

そして、アリス役のミア・ワシコウスカ。ななんと、終わってからパンフレットしてみたら、オーストラリアの女優さんでした。これはびっくり。いかにもーなイギリス英語でした。

ALiCE IN WONDERLaND

ALiCE IN WONDERLaND

そういえば(この映画と直接関係はありませんが)、世界の諸英語が聴けるサイトThe International Dialects of English Archive(→ここ)の主宰者ポール・マイヤーの、Accents and Dialects for Stage and Screen舞台と映画のための訛りと方言)というCD本(→これ)が、このあいだ届いたのでした。まだちゃんと聴いていないのですが。

世界の諸英語について、実際の発音の記述もさることながら、その発音が映画や演劇でどう表象されているかというあたりに興味があり、関連の本やCD、サイトなどを気がついたときにチェックしています。(→ステージダイアレクトについて考えちゅう日記はこちら