今年の仕事

2010年の仕事ー

活字になったものー
【論文1】「読み書き教育効率化と標準発音普及を目指して―19世紀後半イギリスの綴り字改革論」『識字と読書―リテラシーの比較教育社会史』(松塚俊三・八鍬友広編、昭和堂、2010年)の第10章(pp.273-97)

【論文2】「映画『その名にちなんで』のインド英語」『コルヌコピア』(京都府立大学英文学会)第20号、pp.35-60.

【その他】「ロンドン大学夏期音声学セミナーとトランスクリプション」『ALBION』復刊第56号、pp.129-35.

口頭発表ー
1.「綴り字改革運動を支持した19世紀の言語学者たち」2010.5.28 近代英語協会@京都大学
2.「『ジョージ・バーナード・ショーの言語論』とイギリスの綴り字改革運動」2010.6.5 日本バーナード・ショー協会@実践女子学園
3.「アイザック・ピットマンの速記研究と綴り字改革運動」2010.6.29 速記懇談会/速記・言語科学研究会
4.「19、20世紀イギリスの綴り字改革運動―文化・社会的背景と言語観」2010.6.26 多言語社会研究会@東京大学
5.「アイザック・ピットマン〜速記と綴り字改革運動〜」2010.9.5 速記・言語科学研究会@京都府立大学
6.「英語綴り字改革運動史研究の経緯と展望」2010.12.12 現代英語談話会@京都大学

『英語の改良を夢みたイギリス人たち―綴り字改革運動史1834-1975』(開拓社、2009)の内容を発展させる科研課題「英語綴り字改革運動の文化社会的研究」の一部として発表させていただきました。

論文1は書いたのは去年なので、まるまる今年の仕事としては冬〜春に書いた論文2。前半の口頭発表を、後半英語で書いていく予定だったのが、書きかけたものが未完成のまま積み残しだったり、失速したのが大反省点。

識字と読書―リテラシーの比較社会史 (叢書・比較教育社会史)

識字と読書―リテラシーの比較社会史 (叢書・比較教育社会史)