インドのシネコンで見たOMG

AsiaTEFL2012日記。映画館に行ったときの日記再録。だらだらと無駄に長いですが、備忘録として。

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ホテルの横はショッピングモールがあって、そこにシネコンががあると聞いたので、昨日学会初日終了後ふらっと行ってきました。時間が合う映画、ということで19:00からのOMG(Oh My God)というコメディを見ました。(→写真はシネコン廊下のパネル。映画について詳しくはこちら)。

きれいなシネコン。日本のシネコンと同じかんじでした。違いは窓口でチケット買って、それから中に入るときにセキュリティチェックを受けること(セキュリティチェックは、ホテルに入るときも、あとショッピングモールの建物に入るときも空港なみの厳しさ。)。中には、ドリンク類売ってるカウンターがあって、それからいくつかのシネマに分かれている。

チケットを買おうとすると、窓口でインドの映画だよ?いいの?と聞かれた。英語字幕は?と聞くと、ないない、とのこと。その他、タミル語映画も含め、インド映画数本かかっていたけれど、まあ、英語字幕なんてないよ、ということ。なるほど、インディアンエアの機内映画は、インド言語の映画に英語字幕が付いていましたが、映画館上映時はないのですね。

そういわれて一度はやめたのですが、でもまあせっかくだしと思い直して、一度見てみましょうと思ってチケット買いました。中央席を進められたけど、通路側お願いします、と1枚。380ルピー(500円くらい)だったか。

最初に予告編があれこれ流れるのも同じ。人気女優スリデヴィが14年ぶりに銀幕に戻ってきて(ということはあとから調べて分かったのですが)、アラフィフ主婦が一念発起して英語を学ぶという10月公開のEnglish Vinglishという映画がおもしろそうでした。(India Todayの記事→)


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さて、予備知識ゼロで見に行ったヒンディー語映画は、やっぱり筋が全然わかりませんでした。なんとなくわかってるつもりだったけど、あとからウィキで筋確認したら、肝心のところが全くわかってなかったorz ま当然か。

wikiを頼りに、見た部分ストーリーを書くと、信心のない男がいて、日ごろの行いがよくない。古物商をいとなんでいるが客をだましたり、巡礼旅行でもバスで酒を飲む始末。ムンバイで地震があったときに、他は無被害で彼の家だけが壊滅する。しかも、地震では保険はおりない、地震は神の所業だから、と保険会社で言われ、怒り心頭、大暴れ。彼は神を訴えることにする。神様は3宗教の神様が出廷。裁判所から出てくると信者たちが主人公に抗議のため集まっている。云々。

このなかで、見ていてわかったのは:古物商を営んでいる。バスで酒を飲んでいる。家が壊滅状態。どこかの事務所でひどいことを言われて怒っている。裁判所に行く。神様もくる。信者たちの抗議デモ、くらい。地震で彼だけが被害とか、保険がおりないので、神様を訴える、というところが全く落ちていました。

いや、やはり言語がわからないと映画ってわからないものですー。(というと、え、インド映画って踊ってるだけだからわかるんじゃないの?などと言われたのですが、いやいや。。。)

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だけど、映画としておもしろい、というところはあって、あーまた踊ってる、とか、ここでスローモーションか、とか。

ヒンディー語のなかの英語混入率は、機内でみたヒンディー語ロマコメよりずいぶん低かったです。でも、語単位ではちらほら、文単位でも、数回でてきた。そもそもタイトルは英語だし。それから、最初の配役紹介などのところの役名も英語(ロ−マンアルファベット)でした。

ときどきうつらうつらしながらも、まあ、これくらいなら最後までみようかなーと思っていたところ、1時間くらいで「休憩」intermissionが!この映画は136分なので、一気にみるのかと思っていましたが、もう休憩は当然なんですね。

(ちなみに同時にこのシネコンにかかっていた映画はインド映画が、151分、150分、150分、176分(テルグ語)、171分(タミル語)、143分(パンジャブ語)で、唯一の英語映画が97分)。

で、まあ、せっかくの幕間だし、と思ってそこで切り上げて帰ってきました。ちょっともったいなかったかも、だけど、まあ、やっぱり全然わかってなかったし、それでも8時は過ぎていたので、よいです。

そういえば、機内で見たロマコメで、映画に興味のないヒロインが、主人公で映画デートに誘われてじゃあ幕間までみて、あとはどこかでお話しましょう、とかいう場面がありました。なるほど、こういうことね。

帰りにショッピングモールで、ピザ買って帰ろうと思ったら、500ルピーではおつりがない、と言われて、かえませんでした。お釣りないことが多い、とは読んでたけど、日本とかシンガポールとかと同じみたいなショッピングモールだったので、へええ、と思いました。