インド、スリランカ学生交流(英語について)

昨日のインド、スリランカの学生さんとの交流で気づいたことを備忘録的にめもしてきます。(当日の様子はこちら)
【英語コミュニケーション】
英語コミュニケーション能力が高いということは想定していたのですが、やはりその通りでした。特に、積極的に話す人(司会をしたり、発表をしたり)というのは、英語の得意な人が多い、話のうまいひとが多いので、そういう印象が強くなるのでしょう。冗談などを交えての話の構成なども含めて。

大学会館というホールで、車座になって10人以上の輪で話すという環境では、大声で手短に話す、などが大事になるわけで、そのあたりが「英語コミュニケーションに慣れている」かどうか、というのが影響してくる、と思いました。(京都の学生さんは、こうした比較的ラフな状況で話すという経験はあまりない人も結構いたと思います。。)

一方で、当然ながら、みながみな、ハ〜イ!というかんじでもなく、ディスカッションでも、控えめな感じの人、あまり発言しないひとなどもいらっしゃるわけです。それは、英語が云々というよりも、ディスカッションという場でどうふるまうか、というパーソナリティによるところが多いと思いますが。

私がインド英語に最近慣れてきた(主に映画で。それから現地で)こともあるのでしょうが、インド英語的な発音特徴が強くて理解が難しい、というひとはほとんどいないという印象でした。そういう意味では、学会で講演を聞いた名誉教授世代の方々とはまた違ったタイプの英語習得(音声重視)をされているのかな、という印象です(あくまで印象)。

ただそのなかで気が付いたのが/w/が[v]に近くなる(正確には唇歯接近音のはず)傾向(たとえば、weがヴィー)、とthの無声音が[t]になる傾向(bothがboatのように)。

語用論的には、私に話しかけるときに、ma'am(マダムの短い形。マム。年上、目上の女性に丁寧に呼びかけ)、を付けてくれるので、自分が貫禄がついたというか、えらくなったというか、そういう感じがしました。

【インドとスリランカ
私自身、インドについては予備知識がある程度あったのですが、スリランカについての知識は少なくて、大学進学率が2%(どことの比かは不明>要確認)、小学校から大学まで無料など、初めて知りました。また、スリランカからの学生さんは、何人かが地図や絵葉書、小さな記念品などを持参されていて、くださったので、なんというか、自国のことを知ってもらおうという意識がインドの学生さんよりも強いという印象を持ちました(これまた限られた範囲での印象です)。ありがとうございます。

また、グループディスカッションでは、テーマに応じて好きなところに加わってもらったのですが、グループによってはスリランカ組だけ、とかインド組だけ、というグループもあって、なるほど、32人で旅しているからといって、やはり、二か国からの参加で、ということをあらためて感じたりもしました。