映画英語教育学会

映画英語教育学会(ATEM)(→大会ホームページはこちら)の第18回全国大会で「『その名にちなんで』と『モンスーン・ウェディング』におけるコード・スイッチングの機能」をという研究発表をしました。

発表のあと、いろいろとポジティブなコメントをいただき、大変勉強になりました。ありがとうございました。この学会は、昨年名古屋学院大学で開かれた全国大会に初めて参加し、自分の興味関心と重なるところが多かったので、今年入会しました。入会してよかったです。7月に日本「アジア英語」学会で発表したときに知り合いになった研究者の方が、映画を使って世界諸英語を研究教育するという関心が重なっているということで、発表を聴きにきてくださったのも嬉しかったです。

コード・スイッチングというと、自然言語を対象にした研究が主流ですが、映画を対象にし、映画英語教育の可能性を広げる研究というのも、おもしろいのではないかと思っています。

『その名にちなんで』は2年前の春に、ベンガル語母語話者やベンガル研究者の方のアドバイス、助けを借りながら、「映画『その名にちなんで』のインド英語」という論文を書きました。(『コルヌコピア』第20号 pp.35−60 京都府立大学英文学会)。『モンスーン・ウェディング』では、ヒンディー語パンジャブ語が混在しているので、この違いをネイティブチェックしながら、論考をしあげていきたいと思います。

↓コードスイッチングについて日本語で詳しくよめるガンパーズの論考。

認知と相互行為の社会言語学―ディスコース・ストラテジー

認知と相互行為の社会言語学―ディスコース・ストラテジー

The Cambridge Handbook of Linguistic Code-switching (Cambridge Handbooks in Language and Linguistics)

The Cambridge Handbook of Linguistic Code-switching (Cambridge Handbooks in Language and Linguistics)