ストレッチをしながら

ジムでストレッチに参加しました。

インストラクターのひとにいわれるままに、身体を動かします。「こうすると、ふとももの前の筋肉が伸びてるのわかりますか?」と言われてみると、確かに、言われたところが伸びているのがわかります。「じゃあ、次は、ふとももの後ろの筋肉をのばしましょう」と言われて、また、言われるままに、足を組み変えたり、伸ばし変えたり、向きを変えたり。

どこをどのように伸ばせば、どこの筋肉が使われるのかというのが、実際に言われてやってみると、確かにそのとおりです。それまでは思いもかけなかった仕組みが、ああ、なるほどと体感できて、その発見が楽しい。しかも、やること自体は難しくないし

ふと思ったのは、今、大学院で『英語のイントネーション』(ジョン・ウェルズ著、研究社)を使ってやっている授業は、タイプとしてはこういうかんじでやっていきたい、ということでした(→この教科書です)。テキストを説明し、CDを使って練習するのが主な授業です。そのときに、「この文は、ここにイントネーションの核を置くと、こういう音になるでしょう。でも、こちらにおいてみると、こういう音になるので、やっぱり違いますね」などなど、説明します。実際に発声して、その違いを体感してもらうわけです。


教科書に書かれた文とイントネーション記号を、実際に発音してみると、それぞれの意味を帯びて響くのがわかる。それを、なるほどとおもしろがり、また、それが理解につながるようなそういう授業のイメージで行ければいいなあ、と。

(…エアロビクスのクラスでは、難易度を合わせることについて考えたことがありました→こちら)