授業参観

新年度が始まり、授業も二巡目に入りました。

今年度、「英語学研究」という科目で、関西外国語大学の村上裕美先生に、英語学習者、英語教員にとっての「授業学」を講じていただいています。学科の教員も随時オブザーバー参加させていただいていて、先日は授業のあとに先生を囲んでお話を聞きながら各自の授業について話すなど、思いがけぬFD(Faculty Development)の機会となりました。

大学教員がお互いの授業にオブザーバー参加する、というのは、実は私の20数年間の大学教員生活では(複数教員で担当する授業をのぞいて)ほとんどなかったことなのですが、ここ1,2年でそういう機会を得ることが増えてきました。

私自身の最近の経験としていうと、マッコーリー大学での研修の事前指導を複数教員で行うなかで他の教員の講義を学生と受けるとか。よければご参加くださいといっていただいた集中講義の語法・文法講義を聴講するとか。マッコーリー大学での研修に行ったときに、あちらでの授業にオブザーバー参加したことも、同様の経験です。

実際問題として、同僚の授業参観というのは、するのもされるのもなかなか緊張しますし、受講生(学生)への影響ということも考えます。また、他教員の授業の参観、オブザーバー参加について、義務化されるなどということになったら抵抗があります。けれども、そうしたもろもろを含みつつも、自発的な流れのなかで出てくるものは、やはり学ぶところも多く、貴重な機会だと感じています。