「世界遺産都市研修」終了

オーストラリア、シドニー、マコーリー大学の言語センターでの研修を終えて、京都府立大学欧米言語文化学科1回生の学生さん11人と一緒に帰国しました。研修は4週間。私は最後の1週間合流しました。

語学研修に加えて、最終週に、京都を紹介するプレゼンテーションを行いました。これは、言語センターのプログラムではなく、府大の「世界遺産都市研修」として準備したうえで、マコーリーの学生さんたちに聞いてもらうものです。京都とシドニーの共通点として、世界遺産を有しているところに注目して、京都の紹介をし、また、シドニーについて学ぼう、というのが世界遺産都市研修の主旨です。2人、または3人のグループで、10分の発表をし、フロアからの質問に答えました。発表は、順に次の5つのトピックについてでした。

金閣寺
・茶道
・宇治
伏見稲荷
・嵐山

12月に最初の事前研修を行い、そのときにトピックやグループを決めました。それから冬休みに現地に行って写真を撮るなどの準備をし、1月、2月とリハーサルを行いました。その時点では、私たち学科の教員もいろいろとダメ出しをしていたのですが。3月にマコーリーに行ってみて本番の前日に最後のリハーサルをしたときには、やはり4週間弱の現地での言語研修の成果があり、みなさんの自信にあふれ、コミュニケーションを積極的にとっていこうという様子に感動しました。(写真はプレゼン本番直前の様子と、「宇治」のスライド)


プレゼンには、言語センターのなかの大学進学準備コースの留学生、先生たちが聞きにきてくれたほか、研修2週目に言語センター主催で行われた「バディプログラム」で交流することになった、マコーリー大学の日本語専攻の学生さんたちも来てくれていて、充実した内容となりました。

初回ということで、いろいろと未知数で不安も抱えながらの研修でしたが、安全に成功裏に終えることができて本当によかったと思っています。参加の皆さん、本当にお疲れ様でした!

支援いただいている京都市の「京(みやこ)グローバル大学」(採択事業「国際京都学と和食文化を通じたグローバル人材の育成」)をはじめとし、今回のプログラム実現に向けてご協力いただいた皆様に心からお礼申し上げます。