『もうひとりのシェイクスピア』

『もうひとりのシェイクスピア』
Anonymous ロバート・エメリッヒ監督
2012

エメリッヒ監督、他の映画で利益があがったので、この映画を撮ることができたそうです。なるほどー。いやいやいや。どことなくＢ級感を漂わせているようないないようなかんじをふくめ、なかなかおもしろかったです。

まずは、リス・エヴァンズの化けっぷりがすごい。いやー、『ノッティングヒルの恋人』で、ヒューグラントの愉快な同居人ウェールズ人を演じていたあのひとが、こーんな本格派な姿を魅せるとはねええええ。声もなかなかよいです。ちょっとクライヴ・オーウェン風ハスキー。

また、最初と最後に狂言回しとしてデレク・ジャコビが出ると、ザ・シェイクスピア劇、ってかんじになります。

劇中劇としていくつものシェイクスピア芝居が出てきていてそれも見ていて楽しい。なかでも『ヘンリー5世』の聖クリスピンの祭日の演説は、ををを！というかんじです。

人間関係がややこしいので、見る前にエリザベス女王をめぐる廷臣やスコットランドとの関係など、少し予習しておくとよいかも。

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