ジュリーの発音

五輪番組を見ながら気がついた英語発音小ネタめも。


juryの発音。
日本語として「ジュリー」となっていますね。実は、私のなかではこの語はずっと、ジュアリーだったので、「また勝手なカタカナつけて〜」と思っていました。念のため、発音辞典(J. C. Wells先生のLongman Pronunciation Dictionary)をひいてみたら、アメリカ発音では、ジュリ(footの母音を使う)だったのでした!一方、イギリス発音では、ジュアリ(cureの二重母音)が主流で、そのほかにジャーリ(nurseの母音)、ジョーリ(thoughtの母音)も使われるようです。

私自身は、家人のイギリス英語のジュアリを一番よく耳にするので、それが当たり前と思って、他の音に気がつかなかったようです。アメリカ舞台の法廷映画などを結構みているのだから、何度もジュリ発音も耳にしたはずですが。


eraの発音。
開会式のイギリス女王の開会宣言のなかで、eraという語がつかわれていて、これがイアラ(nearの母音)よりもむしろエアラ(squareの母音)に近いのが印象的でした。ロイヤルな発音なのかな、と思いつつ、まだそのあと調べてませんが。。

ちなみに上記のロングマン発音辞典をひくと、これまたアメリカ音はイラ(kitの母音)が主流で、そのほかエラ(dressの母音)、イーラ(fleeceの母音)がある、との表記。

juryにしろeraにしろ、自分ではわりと早い段階で覚えた単語で、発音もあるひとつの型を覚えていましたが、こういうところに案外イギリス、アメリカの発音の違いがあることに気が付いたことでした。

Longman Pronunciation Dictionary (3E) Paperback with CD-ROM (Longman Dictonaries)

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