『おおかみこどもの雨と雪』

おおかみこどもの雨と雪』を、小4息子と一緒に見に行きました。いい映画でした。すごいなー。楽しかった。

テーマは母親。子育て。狼男の子ども(=おおかみこども)を夫に​先立たれた若い女性(人間)がひとりで育てる話。おおかみこども​の成長特有のむずかしさを、絵的にのびやかに、表情豊かに、想像​力豊かに描いているところが、映画的な魅力。

おおかみこどもを育てる、というのはメタファー。その根底にあるメッセージは「こどもは自分とは違う生き物である」「そしていつかは自分から離れていく」というようなこと。

雪(お姉ちゃんのほう)は、女に生まれるのではない、女になるのだ、をそのまんま生きていて、イデオロギー的には(笑)ちょっと​あれなんだけど、でも、物語的にはうまいなあ、うん、うまかった。魅力的でした。