『ダークナイト・ライジング』

ダークナイトライジング』(Batman The Dark Knight Rises)見ました。この夏一番楽しみにしていた映画。公開1週間ほどまえから、『ダークナイト』のサントラかけて予習しておりました。

見終えて、クリスチャン・ベールクリストファー・ノーラン監督に出会えてよかったなぁとしみじみ思いました。私自身、このコンビの『プレスティージ』からファンになったし。いやいや、バットマン卒業映画として、ブルース・ウェインを堪能。

前作『ダークナイト』では、ヒース・レジャーだけじゃなくて、アーロン・エッカートにも、役者としておいしいところを持っていかれて、受けの演技に徹していたベールが、今回は、前面に出て動的な役柄に。このひとは、ぼこぼこにされたりしてちょっと母性本能をくすぐる役っていうのが似合う。(いや単に個人的な好みですがー)

英語的には、執事のアルフレッドのロンドン訛(コックニー)が前作より強いような気がしたんだけど、たぶん私がよく気づくようになっただけでしょう(笑)。マイケル・ケインだものね。Wayneウェインがウァイン、dieダイがドイなかんじ。

トム・ハーディ(イギリス人)の悪役は、マスクをつけてしゃべっているので、英語はよく聞き取れず。None shall interefere~とshall使ってるのがイギリス的。ゲリー・オールドマンはアメリカ人役で、アメリカ英語ですが、イギリス人です。UCL音声学コースの先生によると、オールドマンは、とくに方言切り換えがうまい俳優らしい。

ただ、映像的に、破壊映像が、災害時の映像を連想させ、見ていて苦しい気持ちにはなった。エネルギーと兵器の問題も今の日本ではひっかかりを覚えるひともいるだろうな、と思った。