Bride and Prejudice
『ベッカムに恋して』(→日記はこちら)のグリンダ・チャーダ監督が撮った、『高慢と偏見』(Pride and Prejudice)のインド版映画、Bride and Prejudiceを、アメリカ版DVDで見ました。
いやー、おもしろかった!!ボリウッド映画的に、歌と踊りにあふれていて、パンジャブの結婚式の艶やかな色彩にあふれていて、楽しい映画でした。一度見終わったあとにグリンダ・チャーダ監督の音声解説をつけてもう一度見てしまいました。
元ネタの『高慢と偏見』は、19世紀初めのイギリスの小説家、ジェイン・オースティンの原作の小説。社会的、経済的に優位に立っている男の傲慢と、そんな男を嫌いつつ惹かれていく女の偏見と。嫌い嫌いも好きのうち、喧嘩するほど仲がいい、という、ロマコメ鉄板のプロトタイプなんですよねー。
今も、ドラマ化、映画化のほかに、翻案ものも多いです。私自身も中野好夫訳に高校1年生のときに出会って以来、原文を読んだり、BBC版ドラマを見たり、映画を見たり、アメリカ版翻案映画『ユー・ガット・メール』を見たり、イギリス版翻案映画『ブリジット・ジョーンズの日記』を見たり。DVD音声解説によるとチャーダ監督も、『高慢と偏見』を読んで大きくなったんだとか。
インド版では、ミスタ・ダーシーが、アメリカ人(白人)のNYのホテル王!ビングリーはイギリス在住のインド系法廷弁護士です。ミスタ・コリンズはインド系LA在住の会計士。うーん、グローバルです。で、優男ウィッカムは、イギリスの運河でナローボートで暮らしてるんですよー。んまー、そこはかとないヒッピー感をイギリス的に表してるんですねー。うまいわ。(実際には現在ナローボートは、観光使用、レジャー使用が多いですが、ちょっとトレーラーハウス的なかんじはある)
いやいや、日本版DVDが出ていないのがとても残念。ぜひ出していただきたい。そして、だれか、インド版とオリジナルの比較で卒論とか書かないかしら^^?
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