留学生と英文和訳
中国からの留学生のかたを、昨年度にひきつづき、今年度も一名、研究生として受け入れています。私の授業に出てもらい、それから、個人指導で英文和訳指導などしています。英文和訳指導しているのは、大学院入試で必要なのでその準備として。(京都府立大学文学研究科英語英米文学専攻の大学院入試は、留学生用の問題を別に設けていませんので、日本人の受験生と同じ、英文和訳、和文英訳の問題を解くことになります)
英文和訳の答案を添削しながら、この間違いは日本語作文の間違いなのか、それとも英文解釈の間違いなのか、をつきとめるために、口頭で英文中国語訳をしてもらうこともあります。私の中国語は、自分で話す能力はずいぶん錆びついていますが、聴く方なら、英文の訳として正しいかどうかはわかるので。
アジアからの留学生が、日本の大学院で英語学?と思われるかもしれませんが、今、「アジアの英語」は、英語・英語教育研究において、注目されている分野のひとつであり、これからますます研究が進んでいくと私は考えていますので、こうしたテーマに取り組もうという留学生は大歓迎です。私自身、アジアの英語を研究課題のひとつとして取り組むようになったのは最近のことですが、授業でも学生さんの関心も高いので、追究していきたいと考えています。
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Writing in the Devil's Tongue: A History of English Composition in China
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