重曹どこですか

冗談のような話ですがー。昨日、帰り道にスーパーマーケットで夕食の買い物をしたときに、蕨のあく抜きをするための重曹を探していたところ見つからなかったので、店員さんに尋ねたところ、「梅田の近く」という答えが返ってきましたorz まあ、実際の会話はこんな感じでしたが↓

わたし「重曹ってどこですか?」
店員A「えーと、重曹重曹ねえ。。(通りかかった別の店員さんに)ねえ、重曹ってどこだった?」
店員B 「ん?あの、梅田の近くの?」


関西の方はよくご存じだと思いますが、梅田(大阪)の近くに十三(じゅうそう)という駅があります。重曹と十三の誤解、って、そんなばかなー。店員Aさんも、Bさんも、わたしと同じような年恰好。重曹を知らないわけではないんですよね〜。で、Bさんが、「ああ、重曹ね、重曹。あの、白い粉ですよね」と言いながら案内してくれるのについていきました。

あとから考えるに、どうやら、私のアクセントが誤解のもとだったようです。わたしは、「じゅうそう」(重曹)を「高低低低」と発音するんですが、店員Bさんは、「高高高高」と発音して、ああ、じゅうそうね、じゅうそうじゅうそう、と言いながら探していました。

そんなことをネットでつぶやいていたら、Bさんは標準アクセントの影響を受けているのでは?というコメントをいただきました。え、まさかと思って『アクセント辞典』で調べてみると、な、なんと、標準語のアクセントでは、「重曹」は「低高高高」なんですねー。「重層」や「縦走」と同じで。わたしは、標準語でも最初が高い頭高型だと思っていたので、平板型と知って目から鱗が落ちる思いでした。Bさんの場合は、平板型を、最初から高くして関西風。なるほど。

わたしは関西の生まれ育ちで、今も京都府立大学にいるので、標準語アクセントを使うことは日常的にほとんどないのです。ただ、知識としては、まあ、だいたいこのパターンだろうな、というのは持っているつもりだったので。が、今回のように、へええ、と驚くこともときどきあります。普段、標準アクセントで耳にする機会が少ない語とか。そっかー、重曹でお掃除というのが評判になりましたが、あれも平板型な重曹だったんだなーと思ったことでした。

新明解日本語アクセント辞典

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重曹、シンプル生活のすすめ (王様文庫)

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