『エリックを探して』

エリックを探して』Looking for Eric、2009 、ケン・ローチ監督

しばらく前に京都シネマでみました。おもしろかったですー!

マンUサポーターの主人公エリックが、90年代のスター選手、エリック・カントナの大ファンで部屋に等身大ポスターを飾って語りかけている。と、カントナ本人が出てくる、という話。主人公は、前妻の連れ子である10代の男子2人を育てているが、この子どもたちがやくざ者と付き合い、犯罪にまきこまれるー。どう救うか。家族再生の物語。

郵便配達の仕事の職場での友達とパブで集まったり。ここでエリックがみんなの分をおごるため、友達にひとりひとり注文を聞いて一括してバーで買って、テーブルに持っていくところが、あー、イギリスのパブだなあというかんじでよかったです。普段はつましく暮らしているエリックですが、ここは皆に折り入って頼みがある、という場面。

また、主人公の最初の妻との間に生まれた娘は、シングル・マザーとして子育てしながら大学に通っています。その子守を、主人公と最初の妻が一緒に頼まれることから、やけぼっくいに火がつくのかどうか、というような展開も。

マンチェスターの労働者階級を舞台にした映画で、ケン・ローチ監督がマンチェスターの地元出身の俳優を配した、というだけあって、英語のナチュラルでオーセンティックな感じが、魅力的な映画でした。

カントナのゴールシーンがたくさんみられるのも楽しみのひとつです。

Looking For Eric

Looking For Eric