アジア英語事情の映画

欧米言語文化基礎演習IIIの授業が、終わりました。最終回の今日は、中国のカリスマ英語教師リー・ヤンについてのドキュメンタリー映画クレイジー・イングリッシュ』と、韓国の英語学習事情を描いた恋愛コメディ『英語完全征服』をとりあげました。

アジアの英語』(もう少し新しいものとしては『アジア・オセアニアの英語』など)や、『あえて英語公用語』(『クレイジー・イングリッシュ』についての章があります)などの参考文献を使い、それぞれの映画について、背景説明を加えるひとと、映画にでてくる特徴的な英語について報告するひとを決め、発表してもらいました。

「世界の諸英語の特徴を学び、映画のなかからその特徴を見つける」という授業の趣旨を伝えたときには、映画の英語の分析って何をやったらいいんですか?という不安そうな反応も多かったのですがー。ふたを開けてみたら、毎回、しっかり準備した発表が続き、受講生は皆、よくがんばってくれたと思います。

授業の最後で書いてもらう感想・コメントは、ティーチングアシスタントをお願いしている院生の方に入力してもらい、受講生に配布していました。また、全15回の前半7回は講義形式で行い、そのなかで欧米言語文化学科の他の先生方に、イングランドアイルランドの英語について話していただきました。

それから、最終回の今日とりあげた『英語完全征服』は、昨年の国際文化学科の言語文化研究という授業で、「映画で学ぶ世界の映画」について講義したときのレポート課題として取り上げてくれたひとがあり、韓国映画に疎い私もその存在を知ることになったものでした。

新しい試みを種々取り入れた授業でしたが、無事終わりました。ありがとうございました。

クレイジー・イングリッシュ [DVD]

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英語完全征服 特別版 [DVD]

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アジアの英語

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あえて英語公用語論 (文春新書)

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