She sells seashells. . .

メディアイングリッシュa」の授業では、『ABC World News DVDで学ぶABCニュースの英語12 - ABC World News 12』(山根繁著、金星堂)を教科書にして、授業をしています。アメリカのABCニュースの映像が各単元のテキストで、それに準拠した練習問題(語彙確認、ディクテーション、内容理解など)がついています。

練習問題のなかには、関連トピックについて自分の意見を述べる、というものもあり、これを、各単元ごとに全員に口頭発表してもらっています。スピーチは原稿を読み上げて構わないというものの、毎回一定量の作文をしてそれを発表するのは、それなりの準備がいることと思います。10数名の受講生が皆、きちんと取り組んでくれていて、回を追うごとに、わかりやすいいい発表になっているのを嬉しく思っています。

ところで、今日の授業では、このスピーチの際に、sheの発音がseeのようになっている人がけっこういることが気になり、急遽、発音練習に切り替えました。She sells seashells by the seashore. このなかで、She, shells, shoreのsがh同じ音(後部歯茎摩擦音)、sell, seaのsが同じ音(歯茎摩擦音)です。

sheがseaのようになってしまう人には、調音位置の違いを説明したり、sheは「シー」と黙らせるときの音などと説明していたのですが、なかなかうまくいかず。結局、じゃあsheのところだけ日本語の「しー」と思ってくださいと言ったところ、これはうまくいった模様。そうか、はじめからそう言えばよかったのね、と思ったことでした。ともあれ、よかったです^^