「不倫は許されない行為か」

新入生ゼミナールも、いよいよ終盤です。ゼミ参加者の話し合いで、最初に選ばれた本は、『なぜ日本人は英語ができないのか』(鈴木孝夫著)で、これを3回かけて読み、議論しました。次に、読んでみたい本を各自一冊挙げてもらい、一人二票の多数決で決めたところ、『「できる人」はどこが違うのか』(斎藤孝著)と『ケータイを持ったサル』(正高信男著)を読むことになり、これも3回ずつかけて読みました。そのあと、もう一冊何を読むか、ということで、「自分が読んだことがある本で、ぜひゼミでとりあげたい本」を持ってきてもらいました。そこで出てきたのが3冊。プラス私も1冊も持ち寄りました。結局、どれか一冊に絞ることが難しく、4冊を各週1冊、特に読んでほしいところを抜き出して読むことにしました(↓下の四冊です。これまでの本については、この日記この日記参照)

今日読んだのは、『なぜ人を殺してはいけないのか』(小浜逸郎著)のなかの「不倫は許されない行為か」でした。「結婚は契約」という著者の論の展開についてどう思うか、自分が結婚していたら相手の不倫を許せるか?また、自分は不倫をするか、同棲と事実婚は同じ」と著者は書いているが、同じか?など議論が進みました。この章が選ばれたときに、なぜ不倫?と思ったりもしたのですが、これまでの課題図書とは毛色の違うトピックで、結果的になかなかおもしろい展開になりました。(ところで、事実婚の有名人として、ブラピとアンジーをあげたのですが、反応がいまひとつ…。若者にわかりやすい著名カップルといえば誰なんでしょう)

反貧困―「すべり台社会」からの脱出 (岩波新書)

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いまどきの「常識」 (岩波新書)

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ドキュメント死刑囚 (ちくま新書)

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