『20世紀における京都の文化と景観に関する学際的研究』

昨年度の京都府立大学地域貢献型特別研究(通称、ACTR、アクター)のなかで、欧米言語文化学科の教員が、研究代表者になって進めた課題が2件ありました。平成21年度は、大学全体で20件、京都の地域課題についての研究が採択されています(→くわしくはこちら)。その研究成果報告書が、3月に出ましたので目次を紹介します。まず一件目の課題。(もうひとつの研究課題についてはこちら

『20世紀における京都の文化と景観に関する学際的研究―下鴨・北山地域を中心に』(研究代表者 野口祐子教授)


目次 
  はじめに/ 研究組織・研究経費/ イントロダクション
第I部 下鴨・北山地域の歴史と景観の変遷 
  京都府立総合資料館企画展「北山の歴史をふりかえる」関連年表 (京都府立総合資料館作成)
  第1章 「北山」の歴史的変遷をめぐって(上杉和央)
  第2章 近世末期下鴨神社における社家町を含む周辺地域の構成(大場修・辻晶子)

第II部 古都のイメージを解剖する―川端康成の『古都』を手がかりに  第3章 観光都市京都のイメージ (野口祐子)
  第4章 川端康成『古都』における京都イメージと時代認識(野口祐子)
  第5章 映像作品『古都』にみる古都京都の表象(浅井学)
  第6章 『古都』の花と木―京都らしさを演出する植物たち(松谷茂)
  シンポジウム配布資料 『古都』の北山―その歴史と文化(井口和起)
 謝辞

(→第II部のもととなったシンポジウムの様子はこちら