『シャーロック・ホームズ』とsuper-の発音

シャーロック・ホームズSherlock Holmesガイ・リッチー監督、2010年)を見に行きました。友人からも、学生さんからも、おもしろい!という話をたくさん聞いていたので、楽しみにしていました。

で、確かにおもしろかったです。わはは。ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)が、ダニエル・クレイグ系のジェームズ・ボンドなってますよ。小汚くて、子どもっぽくて、でも強いの。ホームズとワトソン(ジュード・ロウ)の関係はなかなか楽しい。

あと、気になったのが、敵役で出てきては場をさらってしまうマーク・ストロング。また出ました。(また、っていうのは、「ワールド・オブ・ライズ」の印象が鮮明だったので)。ここでも、出ましたよ。こいつがさっさと消えるわけないわね、というかんじで。 このひと、アンディ・ガルシアに似てるので、途中で「あ、マーク・ストロングと思って見ているけれどもしかしてアンディ・ガルシアだったらどうしよう」と思って動揺してしまいました。顎周りがちょっとたくましくなっていたので、特にそう思いました。

1890年が舞台で、建設中のタワーブリッジや、賭けボクシングなんかの様子、屠殺場の様子などもおもしろかった。

シャーロック・ホームズ オリジナル・サウンドトラック

シャーロック・ホームズ オリジナル・サウンドトラック

発音で、おもしろいなと思ったのが、ワトソンのsuperstitionや、ホームズのsuicideの最初の音が/su:/ではなくて/sju:/になっていたこと。「スー」ではなくて、「スュー」というかんじです。ダニエル・ジョーンズやJ.C.ウェルズの発音辞典では、イギリス発音として「スー」の音と「スュー」の音が併記してあります。(ウェルズの辞典では、前者を主としています)。

ところで、最初のほうのホームズのsoonがスューンに聞えた気がしたんだけど、ロバート・ダウニー・Jrの過剰矯正(hypercorrection)??