英語綴り字改革運動の文化社会史的研究

「英語綴り字改革運動の文化社会史的研究」という研究課題申請した科研費基盤研究(c)の内定をいただきました。22年度から24年度の3カ年計画で、昨年『英語の改良を夢みたイギリス人たち―綴り字改革運動史 1834-1975』(開拓社、2009年)としてまとめたこれまでの研究を、深めたり広げたりしながら、英語でも発表していく、というのがメイン課題です。

 科研費をいただくのは、18年目にはいった大学教員生活で、実はまだ2回目です。1回目は、そのありがたさも(言葉の本来の意味での「有り難さ」も含めて)しっかりわかっていなかった就職2年目の奨励研究(1年間)でした。そのあとは、あれはビギナーズラックだったのか、というかんじで、連敗が続き、途中、申請しなかった年もありました。しみじみと、ありがたいです。かくなる上は、腹くくって精進します。

 まず、5月に、近代英語協会大会(プログラムはこちら)、6月に、日本バーナードショー協会春季大会(プログラムはこちら)、多言語社会研究会(予定)で研究発表をし、8月にユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの音声学セミナーに参加する予定です。