小口の揃っていない新刊洋書

家にある洋書のハードカバー新刊のなかに、小口が切りそろえられていないものが何冊かあるのに気がつきました。気がついた、というのは、いずれも家人蔵書なので、これまで注意していなかったから。小口=背表紙の向かい側にあたる、ページの断面です。(→この図解参照)

古い本なら、珍しくないのですが。いずれも2000年代に出た新刊なので、おもしろいと思いました。主題が歴史的なものなので、アンティークぽさ、時代もの感を出す、ということでしょうか。

たとえばこの本など↓

The Curious Life of Robert Hooke: The Man Who Measured London

The Curious Life of Robert Hooke: The Man Who Measured London

イギリスの図書館で調べ物をしていると、小口の揃わない本や、ペーパーナイフでページを切った本、また、まだページの切られていない本などに出会います。そういうことを思い出させるデザインでした。

キンドルだと(こちらも家人所有ながら、まだ私はきちんと使ったことはありませんー)、こういうデザイン上の楽しみは無しですね。