『ココ・シャネル』のフランス語訛りの英語
『ココ・シャネル』(Coco Chanel、クリスチャン・デュゲイ監督、2008年)
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フランス人デザイナー、ココ・シャネル(1883−1971)の生誕125周年記念映画のひとつ。老年のシャネルをシャーリー・マクレーンが演じていますが、映画の中心になるのは、若き日を演じたバルボラ・ボブローヴァというスロヴァキア出身でイタリアで活躍している女優さんでした。
映画の言語は、フランス語訛りのある英語が使われていました。たとえば、surprised(サプライズド)という単語が「シュープライズド」と発音されているなど。また、音節単位でリズムを刻むフランス語の影響も感じられる英語でした。
エンドクレジットには英語吹き替えキャストが出ていました。ということは、わざわざフランス語訛りの英語に吹き替えたのですねー。
フランス語が使われていたのは、ココ・シャネルが歌を歌う場面で、これは歌全体がフランス語でした。それから、「マドモワゼル」「マダム」などの呼びかけや「オ・ルボアール」(さようなら)などのあいさつが、英語のなかに混ざっていました。(→こういう語彙の混ぜ方に関しては、「サウンド・オブ・ミュージック」の英語のなかのドイツ語使用の例を、ここに書いています)
「ココ・アヴァン・シャネル」(2009、アンヌ・フォンテーヌ監督)は、オドレイ・トトゥ主演のフランス語の映画。
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