世界の英語を学ぶ@ゼミ

今年度の私のゼミ(国際文化学科国際文化演習)では、世界各地の英語の特徴を解説した本、World Englishes: Implications for International Communication and English Language Teaching, Andy Kirkpatrick (Cambridge University Press, 2007)を教科書に使っています。邦訳はありませんが、日本語にすると、『世界の英語―国際的コミュニケーションと英語教育のための考察』アンディ・カークパトリック著、ケンブリッジ大学出版、2007年。

この主題は、今世紀になってから何冊も類書が出ているのですが、特にこの本を選んだのは、CDがついていて、世界のさまざまな英語が録音されていること、また、教科書本文に、そのスクリプト(録音内容を書きだしたもの)が載っているからです。授業では、このCDも聞いて、実際の音の特徴を聞いてもらっています。

実は、p.40の英語の語族を表す樹形図(The English language family tree)が読者に誤解を与えかねないもので、ちょっと気になっているのですが(!)、それ以外は、地図もしっかりしていて、よい本だと思います。

毎回二人担当者を決めて、5ページくらいずつ内容をまとめてハンドアウトを作り、日本語で発表してもらっています。今9章まで読み終わったところです。

World Englishes Paperback with Audio CD: Implications for International Communication and English Language Teaching (Cambridge Language Teaching Li)

World Englishes Paperback with Audio CD: Implications for International Communication and English Language Teaching (Cambridge Language Teaching Li)