日本「アジア英語」学会

先週の土曜日(6月23日)、日本「アジア英語」学会、第32回全国大会が大阪大学で開かれ、3人の院生さん(含む2名の留学生)と一緒に参加しました。

本大会の特別セッションはハワイ大学リー・スミスLarry Smith先生の"Using English as an international language in Hawaii: the case of Global Cultural Exchange Program (GCEP)"でした。もちろん、ラリー・スミス先生といえば、世界諸英語研究の第一人者なわけですが、特に、院生さんにとっては今年使っている教科書でも論文を読んだところだったので、印象的だったようです。(写真は先生の講演の前の講師紹介。4月に急逝したヤムナ・カチュル先生=スライド写真、にこのセッションが捧げられることの紹介がありました)

現在、大学院演習では、Global Englishes in Asian Contexts: Current and Future Debates  を読んでいます。この本の第2章が、ラリー・スミス先生の"Dimensions of Understanding in Cross-Cultural Communication"でした。

特別セッションのあとスミス先生にご挨拶し、この論文のなかの疑問点について院生さんが質問したところ、ちょっと廊下に出ましょうといって廊下で15分くらい、私たちに大変丁寧に説明してくださいました。また、最後には大学院の勉強がんばるように、と励ましのお言葉をいただきました。院生たちにとっても、私にとっても先生からじかにお話を伺えたことはとても勉強になり、刺激的な経験でした。遠かったけど来てよかった、という院生さんの本音(?)に、わたくしもほっとしました。