『天使の分け前』

映画『天使の分け前』を見ました。ケン・ローチ監督。スコットランド第二の年、グラスゴーで暮らすワーキングクラスの若者が主人公。傷害罪で刑務所に入っていた。その後、恋人と新しい家族を得て、暮らしを立て直そうとするが、悪い仲間(というか、因縁の相手)から逃れられない。

こうした若者たちの更生をサポートし、社会奉仕(裁判所命令)に従事させる仕事についている男性がいて、このひとが主人公を、スコッチウィスキーの世界へ導いてくれる。

映画は脚本、意外性のある脚本が命だなーと思った。イギリスのコミュニティ映画にありがちな予定調和的めでたしめでたしになっていないのがgood(あとあじが悪いわけではない)

それにしても、ケン・ローチ映画って、ここぞというキャラクター、場面でのRP(いかにもなクラス感ある標準英語)の使い方がとてもうまい。『麦の穂〜』は敵方イングランドの言語だし、『天使の分け前』も、それまでの、グラスゴーの言語風景からエジンバラに移ってそこには権威背負ったRP話者が登場。














YamaguchiM‏@yamaguchiM5分