『裏切りのサーカス』
『裏切りのサーカス』(Tinker, Taylor, Soldier, Spy)を見にいきました。ジョン・ル・カレのスパイ小説の映画化。舞台は1970年代、ロンドンの諜報部(ケンブリッジ・サーカスにあるのでサーカスと呼ばれる)。冷戦下、ソ連のKGBとの情報戦が繰り広げられ、二重スパイが暗躍しています。
- 作者: John Le Carre
- 出版社/メーカー: Sceptre
- 発売日: 2006/09/21
- メディア: ペーパーバック
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ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫NV)
- 作者: ジョンル・カレ,John le Carr´e,村上博基
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/03/31
- メディア: 文庫
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ゲリー・オールドマン、コリン・ファース、ジョン・ハート、マーク・ストロング、トビー・ジョーンズなど、イギリスの実力派が諜報機関にずらっと顔を並べていて、しかも、キアラン・ハインズもいたりして、みなかなり個性的な顔立ち。というかあえて悪面役にしてある感じで、インパクト大でした。
骨の髄までイギリス英語、イギリス映画、というかんじで、堪能しました(この映画の英語についての感想はこちら)。でもトーマス・アルフレッドソン監督はスウェーデン人。
それにしても、ゲリー・オールドマン。バットマンの刑事役のイメージとは違って台詞の少ない内省的な場面や、逆に、ひとり芝居的な場面などもあり、お見事でした。
また、コリン・ファース。いやー、この監督はコリンの一番いいところを引き出す使い方を知っている!『シングル・マン』や『英国王のスピーチ』のような主演作ではないものの、劣らぬ存在感ある演技でしたー。