『舟を編む』

舟を編む』(三浦しをん著)読了。

国語大辞典をつくる編集部を舞台にした小説です。主人公の語義談義が絶妙に面白い。紙談義もいい。辞書への愛あふれた小説。主人公妻@板前さんの浮世離れした良妻ぶりは、「神様のカルテ」の主人公妻@写真家を思い出させるー。自分の専門職世界を持った妻が、仕事人間の夫に精神的安定を与えるという内助の功変化球。

舟を編む

舟を編む

辞書編纂をテーマにした小説って他にあるのかな?
ノンフィクションだと、『オックスフォード英語辞典』編纂については、こんなところがおもしろい↓

博士と狂人―世界最高の辞書OEDの誕生秘話 (ハヤカワ文庫NF)

博士と狂人―世界最高の辞書OEDの誕生秘話 (ハヤカワ文庫NF)