コリン・ファース本

チャリング・クロスの書店フォイルズ見つけたコリン・ファース本。Colin Firth: the Biography. 『英国王のスピーチ』(King's Speech)でアカデミー賞主演男優賞をとったあとの緊急出版というかんじでしょう。ハードカバーなので重いけど、やっぱり、ここで買わなきゃうそでしょと思って買った。アマゾンでももちろん売ってるの。単にチェックを怠り、ぬかってました。

ざっと読んで思ったのは、ＢＢＣドラマ『高慢と偏見』(Pride and Prejudice)のダーシーがコリンをイギリスのsex symbolにした、というのは、まあ、あるとして（→わたしもここではまりましたよ^^;）、でも、やっぱり、演劇学校在学中の、『アナザー・カントリー』(Another Country)の舞台への起用、その後の映画化への起用は、ダーシー以上のインパクトがあった、ということ。

それから、アナカンがらみで実力者でボスのルパート・エベレットにいじめられたエピソードがいかにもで笑える。毛並みのいいパブリックスクール育ちのルパと、公立校育ちの駆け出し、山だしのコリンという対比。

あと、イギリスの俳優がハリウッドで認められることのむずかしさ。運とか。縁とか。そういうもの。イギリス人だけではないんだろうけど。 アナカンでちょっと名前が知られたあとや、ダーシーで有名になったあと、北米にやってきては、ブレイクできないかんじというのが、なるほどねーと思う。

マンマミアのプレミアで、トム・フォード監督と話して『シングル・マン』出演につながったというそうで。よかったよかった。いやいや、つい数年前までは、コリン・ファースのファンというと、コリン・ファレル？と言われたものでしたがー。

Colin Firth: The Biography

英国王のスピーチ コレクターズ・エディション（2枚組） [DVD]

→関連日記は『英国王のスピーチ』がこちら、『シングル・マン』がこちら、ロマコメがこちら、など。