『ブラック・スワン』

ブラック・スワン』 Black Swan 2010 ダーレン・アロノフスキー監督。

なるほどー。おもしろかったです。 同監督『レスラー』の女性版だなあ、というかんじ。

白鳥の湖の主役を得たいと研鑽を積んでいるニナのナタリー・ポートマン
オードリー・ヘップバーンに似てますねー。なんか雰囲気が。

フロイト的な、欲望の抑圧と夢と妄想と狂気と、という世界で映画的カタルシスをうまく作っているのだけれど、基本は少女マンガのようなバレエ物語(ライバル、嫉妬、孤独、演出家への憧れなどなど)なので、見やすかったです。→と言ったら、ちがうでしょ、あれはホラー・サスペンスでしょ、と友人からつっこまれました。たしかに。サスペンス的要素は多かったし、先端恐怖なひとにはつらい場面も結構ありました(>私は怖がりなんですが、先端はOKなので、大丈夫でした)

それにしても最近の映画って女性のマスターベーションシーンを描くのが流行ってるのか?っていうか多くありません? 先日見た『ランナウェイズ』もこれもそうだったし、あと、『レオニー』とか、ほかにもあったよな、なんだったか。女性が自身のセクシャリティに主体的に向き合う場面として、象徴的に機能するからかな。

ストーリー的には、ヴァンサン・カッセルのキャラをもうちょっとはっきりさせてほしい気がしました。主人公の母親訳のバーバラ・ハーシーは怖いし、それから、ウィノナ・ライダーが落日のダンサーを演じるのもなかなか感慨深かったです。