映画『麗しのサブリナ』

映画『麗しのサブリナSabrina  1954  ビリー・ワイルダー監督

[8月に、宝塚花組公演鑑賞(→日記はこちら)直後に、興奮もさめやらぬうちにさっそくDVDで映画『麗しのサブリナ』を見たときの日記]


この映画は中学生か高校生のころにテレビで見たきりでした。白黒だったとは。ララビー家の車には自動車電話がついている!白黒映画なのに! ライナスは昨日のミュージカルとちがい最初の場面でサブリナの「遺書」を読んでいない。 ライナスは自動車電話ボイスレコーダーdictaphoneを使っている! ララビー家には8台車がある。

英語小ネタ。
it must be gay, gay.(スフレの説明をシェフが)
gayという単語の中心的な意味が変わる前。

料理学校のシェフや男爵がフランス訛りの英語。

「父は運輸業」というサブリナ台詞。 He is in tranportation.この語については、交通という意味で使って、先日イギリスで、イギリスではtranportという。イギリス英語でtransportationというと、オーストラリアへ囚人を送ったこと、とチェックされたのでした。英米語の違い。

兄・ライナス役のボガートのsadがsed, padがpedに聞こえる。ほかの語でも。ララビー夫人のyou certainly have.のhaveもhev

chaufferは最初にアクセント。これは今の発音では米語は第二音節にアクセントが標準。イギリスは今は第1。第2もあり。このあいだ見た映画Glorious39で第二音節にアクセントをおいていたので気になって調べた。あれはイギリスにおける時代的な演出か?

it's all in the family. ライナスがデイビッドのかわりだといってダンスしたりキスしたりするときの台詞。

1954年に兄役のハンフリー・ボガート(b.1899!)が55歳、弟役のウィリアム・ホールデンが37歳。カサブランカは1942年の映画で(戦後の映画と思っていた!)。ボガートはサブリナの3年後に亡くなっているとはー! 役者さんの年齢としては、宝塚舞台のほうがしっくりきますー。そして私が大騒ぎしていた堅物の恋愛模様劇というのは、やはり舞台のあの演出ならではだったのかな、という印象も持ちました。。

麗しのサブリナ [DVD]

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