後期授業最後は『ローマの休日』寸劇感想

後期の授業が終わりました。4限目は「英語音声学演習B」でした。この授業では『映画『ローマの休日』で学ぶ日常で使える英語表現』濱田 真由美 / 穐本 浩美 共著、マクミラン・ランゲージハウス)を教科書に使いました。付録のDVDを見て教科書のディクテーション問題を解き、それから、イントネーションを分析して発音練習、そのあと翌週に台詞を暗唱して発表してもらいました。


先週は、スクリプトの一部を、二人一組になって、王女アン役(映画ではオードリー・ヘップバーン)と新聞記者ジョー役(グレゴリー・ペック)の対話として寸劇風に教室の前で発表してもらいました。スペイン広場で散髪後のアンとジョーが再開して、よし、今日は一日遊ぼう!と決めるシーンです(その一部↓)。

アン:Yes, and I'd like to sit at a sidewalk cafe, look in shop windows, walk in the rain. Have fun, and maybe some excitement. It doesn't seem much to you, does it?
ジョー:It's great. Tell you what. Why don't we do all those things...together?

先週の発表時にそれぞれの発表について、見ている他の受講生に一言コメントを書いてもらいました。それをこちらで集めて編集し、今日の授業で、各自に自分宛のコメント一覧をくばりました。私はこのクラスの学生さんに会うのは週に一度ですが、受講生のみなさん同士はたがいにもっと親しいので、お互いの個性、キャラクターなどもわかっていて、気心が知れている様子が、感想にも表れていました。私が気付かなかった点の指摘もあり、とても参考になりました。


↓おもしろかった関連本と対訳スクリプト。『ローマの休日』のなかのコード・スイッチングについての日記はこちら

大人のための「ローマの休日」講義―オードリーはなぜベスパに乗るのか (平凡社新書)

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ローマの休日 (cine‐script book)

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