絵画の庭―ゼロ年代日本の地平から
「絵画の庭―ゼロ年代日本の地平から」を見に、中之島の国立国際美術館に行きました。
展覧会のコンセプトは、「1990年代半ばから台頭し、2000年代に入ってからも目が離せない、日本の新しい具象的な絵画の動向を、国内外で活躍する画家28名のこの10年余りの仕事によってご紹介します。」(Art innサイトより)。
知人に勧められて、とくに楽しみにしていたのは、小沢さかえさんの作品。「魔法」(2006)、「世界の秘密は密の味」(2008)、「孤独?僕もだよ(静かな感情の爆発」(2008)、「よっぱらい」(2008)、「世界は夢になり、夢は世界になる」(2009)、「せーので時空を超えようか」(2007)、「ずっと泣きたかったんだ」(2009)の7点が出展されていました。
懐かしいような、素直な気持ちを呼び起こされるような世界でした。「ずっと泣きたかったんだ」を、いつまでもその絵の前に立っていたいような気持で見ていました。小沢さかえさんの作品はこちらのサイトでも見ることができます。
「絵画の庭」に出展されている作家さんは―
会田誠、青木陵子、秋吉風人、厚地朋子、池田光弘、岩永忠すけ、O JUN、小沢さかえ、加藤泉、加藤美佳、草間彌生、栗田咲子、後藤靖香、小林孝亘、坂本夏子、杉戸洋、タカノ綾、中山玲佳、奈良美智、長谷川繁、花澤武夫、はまぐちさくらこ、法貴信也、牧嶋武史、正木隆、町田久美、村瀬恭子、森千裕。
とても充実した展覧会でした。京阪中之島線渡辺橋駅もできて、便利になっていますので、お誘いあわせのうえお出かけくださいませ!(4月4日まで)
…実は今回は、現代美術専門の友人Kさんに、この展覧会に行こうと思っているという話をしたところ、オープニングに行くのでよかったらいっしょにと、誘ってもらい、一般公開前日の昨日午後、行ってきました。初めて、展覧会の開会式の様子などを見ることができて、楽しかったです。作家のみなさんが壇上に並んで開会式が行われる様子や、その前に美術、報道関係の人たちがたがいにあいさつを交わしながら、展示を見て回る様子など、わくわくしました。Kさんが編集長をされている雑誌『視覚の現場―四季の綻び』の第3号(2009年11月刊)をいただきました。ありがとうございました。
- 作者: 加須屋明子,神吉脩,橋爪節也,原田平作,吉村良夫
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