『英語教育のポリティクス』

先日のアバター日記(→こちら)にコメントをいただいて感激した江利川春雄先生のご著書『英語教育のポリティクス―競争から協同へ』。

英語教育のポリティクス―競争から協同へ

英語教育のポリティクス―競争から協同へ

「日本の英語教育史と現在の教育政策全般を視野に入れたマクロな視点から」(p.4)英語教育をとらえた論考です。

第5章「英語教育の<名著>を読みなおす」では、ゼミでとりあげたことがある『英語講座の誕生』(山口誠著、講談社メチエ)(→この日記)や、英語学概論・言語文化論で紹介した『消滅する言語』(クリスタル著、中公新書)(→この日記)もとりあげられていて、とても勉強になりました。

私が最初に読んだ御本は『日本人は英語をどう学んできたか―英語教育の社会文化史』(研究社、2008年)です。写真、表、引用が豊富で、情報量が多く、わかりやすく、ゼミなどであらためてじっくり読んでみたい本です。

日本人は英語をどう学んできたか 英語教育の社会文化史

日本人は英語をどう学んできたか 英語教育の社会文化史