七面鳥と『ブリジット・ジョーンズの日記』
毎年クリスマスには七面鳥の丸焼きをしますが、とうてい一日では食べきれないので、そのあと数日はのこりの肉を削って食べています。コールドミートで食べたり、カレーにしたり。
七面鳥カレーといえば思いだすのが、『[[ブリジット・ジョーンズの日記]]』(Bridget Jones's Diary)の冒頭の場面。ロンドンで一人暮らししているブリジットが、元旦に実家に帰って、七面鳥カレー立食パーティー(Turkey curry buffet)に出るところです。かなり大きなパーティのようなので、クリスマスの残り物の七面鳥だけでは足りないかもしれませんが。でも、この時期に七面鳥カレーというと、やはり、クリスマスの続きみたいな感があります。
原作小説も読みましたが、やっぱり映画がおもしろかった!
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ところで、クリスマスに焼く鳥といえば、イギリスでは七面鳥以外に、ガチョウ(goose)なども。このあいだ見た吹き替え版を見た『[[Disney's クリスマス・キャロル]]』は、19世紀半ばの物語で、スクルージの事務所で働いている事務員さん一家のクリスマスディナーがガチョウ丸焼きで、いつか七面鳥を食べたいわね、と言っていました。七面鳥のほうが大きいからでしょうか。七面鳥は17世紀にアメリカ大陸からイギリスに持ち込まれたものの、19世紀にはまだ庶民の食卓には上らなかったようです。(→原作小説でどういう扱いだったのか読み返さなくては…)。
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そういえば、『マザーグース』(ナーサリー・ライム、伝承童謡)にはこんな歌がありました。
Christmas is coming, the geese are getting fat(クリスマスはもうすぐ、ガチョウは肥え太る)
Please put a penny in the old man's hat (この老人の帽子に一ペニー入れておくれ)
If you haven't got a penny, a ha'penny will do (一ペニーがなければ、半ペニーでも結構)
If you haven't got a ha'penny, then God bless you! (半ペニーもなければ、神の御加護がありますように!)