映画と英語ゼミ3回目

映画と英語のゼミの3回目です。

最初の発表者には↓の第2賞の概要を発表してもらいました。

映画でレポート・卒論ライティング術

映画でレポート・卒論ライティング術

そのなかで、テキストのなかに出てきた↓の映画の一部について、特に詳しくとりあげた発表でした。
最高の人生の見つけ方 [DVD]

最高の人生の見つけ方 [DVD]

モーガン・フリーマンジャック・ニコルソンが、余命数か月を宣告されたときに、死ぬまでにしたいことをリストアップして実行していく、という話です。

原題はBucket List. 「死ぬ」をあらわす俗語表現kick the bucketから来ています。死ぬ前にすることのリスト、ということ。ちなみに、同じdieをあらわす婉曲表現といえば?  pass awayですねー。

発表のあと質疑応答、それから、グループに分かれて、教科書の章末のタスクについて話し合いました。

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ゼミ発表二人目は、前回の授業(→日記はこちら)で最初を訳読した論文 "An Internet Video Poll to Construct a Film Corpus for Pragmatics Research" (語用論研究のための映画コーパス構築のためのインターネット投票による調査)『映画を使った英語教育・研究を目的とするコーパスの構築とその語用論的分析』(平成16年度-平成19年度科学研究費補助金研究成果報告書、研究代表者 立木ドナ神戸市外国語大学教授)の全体を、日本語レジュメにまとめ、発表してもらいました。

発表のあと質疑応答が活発になされ、授業にふさわしい映画、ふさわしくない映画について、率直な意見交換がありました。私自身、学生さんの視点を知ることができて大変勉強になりました。私自身性的なもの、暴力的なもの、グロテスクなもの、そういったものは避けるようにしていますがー、やはり、授業でとりあげる映画について、学生さんのフィードバックを得ることの重要性を感じました。

ところで、この論文では、Shermanの↓の研究を引用しています。

Using Authentic Video in the Language Classroom (Cambridge Handbooks for Language Teachers)

Using Authentic Video in the Language Classroom (Cambridge Handbooks for Language Teachers)

そこでは授業にふさわしくない映画として「アニメ、方言使用のもの、リアリスティックすぎる会話のでてくる映画」が挙げられているのだとか。どういう根拠でそういう議論になっているのかー。興味があります。未読なので、さっそく読んでみようと思います。