『人生の特等席』

『人生の特等席』(Trouble with the Curve) 見ました。おもしろかった!イーストウド組のロバート・ロレンツ監督。視力の衰えを隠して仕事を続けるものの、引退をほのめかされているベテラン野球スカウトマンをイーストウッド。その娘で、昇進目前の弁護士をエイミー・アダムズ。

野球ボールをバットがとらえる音、ミットにボールが投げ込まれる音、スヌーカーのキューとボールの音。びしっと芯をとらえる音が心地よい。靴音を鳴らすダンスの音も。路上でギターを弾く男のギターがかっこよかった。いい映画。

エイミー・アダムスって、お人形さんみたいにかわいいのに、ちょっと歪んだかんじの役がうまいし、この映画は、彼女をすごく魅力的に、かっこよくとってる。いかにも浅い嫌な奴役が、またいつものヴァンサン・カッセルと思ってみていたら、マシュー・リラードだった。。

英語表現あれこれ。
had betterの例。You'd better make some time.(医者が、忙しいから専門医に見せられない、といった患者に)。
You'd better be proud of her. (亡き妻の墓前で主人公が言ってたのだったか?)。
He's hardly attentive. (「武骨なひとですが」というような字幕。うまいな)。I want this bad. (渇望している、の意で)
Maybe you're emotionally unavailable. 人にたいして壁をつくっている、と指摘。
It won't go unnoticed.皆に伝えておくよ。(根回しというか、うらから取り入るようなことをした部下にたいして上司が)
It's not personal(上司がいいにくいことを言ったあとに言い訳みたいに付け加える>映画でよくある)。
You want your name on the door.「出世したいんだろ」というような字幕。なるほど。